- グラベルロードのおすすめモデルはどれを選べばいい?
- ブランドごとにタイヤの太さや積載性の違いがわからない
- 2026年の最新グラベルロードから自分の走り方に合う1台を知りたい
グラベルロードとは、ドロップハンドルのロードバイクに太いタイヤと安定感のあるフレーム設計を組み合わせ、舗装路から砂利道や林道まで走れるように仕立てた自転車です。通勤からキャンプツーリングまで用途が広く、1台で行ける場所を大きく広げられます。
本記事では、グラベルロードの選び方と、ブランド別のおすすめモデルを詳しく紹介します。2026年の最新モデルを比較検討中のライダーは、ぜひ購入前の参考にしてください。
グラベルロードの特徴とおすすめモデルの選び方
グラベルロードは、ロードバイクと同じドロップハンドルを備えながら、38〜45C(数字はタイヤの幅をmmで示したもの)前後の太いタイヤと直進安定性を重視したフレームを組み合わせた自転車です。舗装路の巡航に加えて、砂利道や林道のような未舗装路(グラベル)にもそのまま入っていけます。
同じグラベルロードでも、タイヤの太さやブレーキ方式、ギアの軽さ、積載性によって得意な道がはっきり分かれる点には注意が必要です。舗装路向きの軽いモデルで荒れた林道に入ると登りで脚を使い切り、積載重視の重いモデルで街乗りをすると加速の鈍さが気になるため、走りたい道と使い方に合わせたモデル選びが満足度を左右します。
自分の走りたい道に合うグラベルロードを選ぶうえで押さえておきたいポイントは、以下の6つです。
- タイヤは40C以上を履けるモデルがおすすめ
- フレーム素材はアルミにカーボンフォークの組み合わせがおすすめ
- ブレーキは油圧ディスクブレーキがおすすめ
- コンポーネントは軽いギアを持つGRXやCUESがおすすめ
- ダボ穴が多く積載性の高いモデルがおすすめ
- ホイールベースが長く安定したジオメトリーがおすすめ
タイヤは40C以上を履けるモデルがおすすめ
未舗装路での安定感とパンクのしにくさは、グラベルロードに装着されたタイヤの太さで大きく変わります。タイヤ選びでは、購入時に付いている標準タイヤの幅と、フレームが受け入れられる最大タイヤクリアランス(フレームやフォークと干渉せずに装着できるタイヤ幅の上限)を分けて確認するのがポイントです。
舗装路中心なら38C前後、砂利道や林道を多く走るなら40C以上、荒れたグラベルを積極的に楽しむなら45C以上を履けるグラベルロードが安心です。太いタイヤは空気量が多く低めの空気圧で走れるため、砂利の上でもタイヤが路面をつかみ、ハンドルを取られにくくなります。最大クリアランスが50C前後あるモデルなら、後から太いタイヤへ交換して走れる道を広げられます。
フレーム素材はアルミにカーボンフォークの組み合わせがおすすめ
フレーム素材は、グラベルロードの重さと乗り心地を左右する要素です。入門〜中級のグラベルロードでは、アルミフレームにカーボンフォークを組み合わせたモデルが、軽さと振動吸収のバランスに優れています。
アルミは軽くて硬く、踏んだ力が推進力に変わりやすいため、通勤から未舗装路のサイクリングまで幅広く使えます。反面、路面の突き上げを拾いやすい素材なので、カーボンフォークや太いタイヤで振動を和らげる組み合わせを選ぶと、砂利道でも手に伝わる振動を抑えられます。
ブレーキは油圧ディスクブレーキがおすすめ
現行のグラベルロードはほぼすべてがディスクブレーキ(車輪の中心に付いた円盤を挟んで止める方式)を採用しており、方式はワイヤーで動かす機械式と、オイルの圧力で動かす油圧式の2種類です。未舗装路の下り坂や雨の林道で止まる力を安定させたいなら、油圧ディスクブレーキを積んだグラベルロードがおすすめです。
一方の機械式は構造がシンプルで、出先でワイヤーの張りを調整しやすい点が強みです。制動力はワイヤーの伸びや汚れで落ちやすいため、機械式のグラベルロードを選んだ場合は、定期的にワイヤーとパッドの状態を点検すると安定した効きを保てます。
コンポーネントは軽いギアを持つGRXやCUESがおすすめ
コンポーネントとは、変速機やクランク、ブレーキレバーなど自転車の駆動と制動を担う部品群のことです。未舗装路の急な登りや荷物を積んだ走行ではロード用より軽いギアが欲しくなるため、グラベルロードでは軽いギアを備えたコンポーネントを選ぶと登りで脚を残せます。
フロントシングル(前ギアが1枚の構成)は変速操作がシンプルで、チェーンが外れにくい点がメリットです。フロントダブル(前ギアが2枚の構成)はギアの刻みが細かく、舗装路を一定のペースで巡航しやすいため、グラベルロードで舗装路を走る距離が長いライダーに向いています。
ダボ穴が多く積載性の高いモデルがおすすめ
フレームやフォークに設けられたダボ穴の数と位置は、グラベルロードにどれだけ荷物を積めるかを決める要素です。キャンプツーリングやバイクパッキングを考えているなら、ボトルケージ台座に加えてキャリア台座やフェンダー台座を備えたモデルを選ぶと、積載の自由度が大きく広がります。
トップチューブ上のバッグ用台座や、フォーク側面の台座の有無も確認したいポイントです。フォークにボトルケージや小型のカーゴケージを付けられるグラベルロードなら、水や寝袋を前側に分散して積めるため、未舗装路でも車体のバランスが崩れにくくなります。
ホイールベースが長く安定したジオメトリーがおすすめ
ジオメトリーとは、フレーム各部の長さや角度の組み合わせのことで、自転車の乗り味を決める設計図にあたる部分です。グラベルロードはロードバイクよりホイールベース(前後の車軸の間隔)が長く、ヘッドアングル(ハンドルの軸の傾き)が寝ているため、荒れた未舗装路でもふらつきにくい特性を持っています。
同じモデルでもフレームサイズが合っていなければ安定したジオメトリーを活かせないため、メーカーが示す適応身長を目安に選び、可能であればショップで試乗やサイズ相談を受けてから購入するのが確実です。
グラベルロードのおすすめ10選
ここでは、未舗装路からツーリングまで楽しめるグラベルロードのおすすめモデルを、ブランド別に紹介します。掲載したのは2026年時点で国内の正規ルートから購入できる現行の自転車で、各モデルのフレーム素材や搭載パーツなどの特徴と、向いているライダー像をまとめました。
未舗装路からツーリングまで楽しめる、おすすめのグラベルロードは以下のモデルです。
- 【MARIN】NICASIO
- 【NESTO】GAVEL
- 【Cannondale】Topstone 3
- 【MERIDA】SILEX 100
- 【MERIDA】SILEX 400
- 【GIANT】REVOLT 2
- 【FUJI】JARI 1.5
- 【ORBEA】TERRA H40
- 【SPECIALIZED】DIVERGE E5 COMP
- 【Bianchi】ARCADEX COMP
【MARIN】NICASIO

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | MARIN |
| モデル名 | NICASIO |
| フレーム素材 | クロモリ(ダブルバテッド) |
| ブレーキ | 機械式ディスク(Tektro MDC400) |
| 標準タイヤ | WTB Exposure 700×36c |
「NICASIO」は、マウンテンバイク発祥の地として知られるアメリカ・カリフォルニア州マリン郡で生まれたMARINが手がける、クロモリフレームのグラベルロードです。2026年にエントリーグラベルとして刷新され、タイヤクリアランスの拡張とダボ穴の追加によって未舗装路とツーリングへの対応力を高めました。
重量はペダル込みで約13.14kg(52サイズ)とグラベルロードの中では重めで、軽快な加速を求めるライダーには向きません。クロモリらしいクラシックな見た目と頑丈さを好み、キャリアを付けて自転車旅に出かけたい初心者には、MARINの「NICASIO」を最初の候補としておすすめします。
【NESTO】GAVEL

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | NESTO |
| モデル名 | GAVEL |
| フレーム素材 | アルミ(6061) |
| ブレーキ | ディスク(TEKTRO MD-C510) |
| 標準タイヤ | CST C1894 700×38C |
「GAVEL」は、ホダカが展開する国内スポーツバイクブランドのNESTOが、舗装路も未舗装路も快適に走れる正統派グラベルロードとして送り出すモデルです。NESTOはグラベルロードやキャンプツーリングを始める最初の自転車として「GAVEL」を打ち出しており、通勤から週末の遠出まで使える装備を一通りそろえています。
「GAVEL」のサイズ展開は470mmと500mm、530mmの3種類で身長155〜185cmをカバーし、重量は530mmサイズで11.0kgに収まっています。通勤と週末のグラベルライドを1台でこなしたい方や、キャンプツーリングの入門用にグラベルロードを探している初心者に、NESTOの「GAVEL」はおすすめのモデルです。
【Cannondale】Topstone 3

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | Cannondale |
| モデル名 | Topstone 3 |
| フレーム素材 | アルミ(SmartForm C2 Alloy) |
| ブレーキ | 機械式ディスク(Promax Decoder R) |
| 標準タイヤ | WTB Riddler TCS Light 700×37c |
「Topstone 3」は、アルミフレームの技術に定評のあるアメリカのCannondaleが、グラベルとアドベンチャー向けに展開するTopstoneシリーズのアルミモデルです。カーボン版のTopstoneと異なりリアキャリアを取り付けられるため、Cannondaleのグラベルロードで荷物を積んだツーリングを考えるなら候補に入ります。
変速はmicroSHIFTのSword 10速、ブレーキはPromax Decoder Rの機械式ディスクで、舗装路を軸に砂利道へも踏み込むグラベルライドに向いた構成です。国内の販売店ではSMとMDの2サイズの掲載が中心なので、購入前に在庫を確かめておくと安心です。キャリアを付けた自転車旅にも使いたい方には、Cannondaleの「Topstone 3」がおすすめの選択肢になります。
【MERIDA】SILEX 100

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | MERIDA |
| モデル名 | SILEX 100 |
| フレーム素材 | アルミ(SILEX LITE) |
| ブレーキ | 機械式ディスク(Promax DSK-330R) |
| 標準タイヤ | Maxxis Rambler 700×38C |
「SILEX 100」は、台湾の大手自転車メーカーであるMERIDAが、通勤から週末のアドベンチャーツーリングまで使えるSILEXシリーズの入門モデルとして展開するグラベルロードです。世界的な生産規模と品質管理に定評のあるMERIDAらしく、はじめてのグラベルロードでも扱いやすい軽さと装備を備えています。
変速はShimano Clarisの8速とシンプルな構成で、重い荷物を積んで急な林道を登る使い方より、河川敷のダートや舗装路が中心のグラベルライドに向いています。軽いグラベルロードで通勤と週末のサイクリングを両立したい初心者には、MERIDAの「SILEX 100」をおすすめします。
【MERIDA】SILEX 400

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | MERIDA |
| モデル名 | SILEX 400 |
| フレーム素材 | アルミ(SILEX LITE II) |
| ブレーキ | 油圧ディスク(Shimano GRX400) |
| 標準タイヤ | Maxxis Rambler 700×45C |
「SILEX 400」は、MERIDAのSILEXシリーズのなかでカーボンモデルと同じコンセプトをアルミフレームで形にした、ツーリング志向のグラベルロードです。1日のライドから、キャリアを多く積むアドベンチャーロングツーリングまでを想定し、グラベル専用コンポーネントを採用した本格仕様です。
Maxxis Rambler 700×45Cのチューブレスレディタイヤと、ロングツーリングの積載を考えた大型フロントトライアングルを備え、キャンプツーリングやバイクパッキングに本格的に挑戦したいライダーにおすすめのグラベルロードです。同じMERIDAでも、軽さを優先するなら「SILEX 100」、積載と制動力を優先するなら「SILEX 400」と選び分けると迷いません。
【GIANT】REVOLT 2

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | GIANT |
| モデル名 | REVOLT 2 |
| フレーム素材 | アルミ(ALUXX-grade) |
| ブレーキ | 機械式ディスク(Shimano BR-RS305) |
| 標準タイヤ | Giant Crosscut Grip 1 700×45c |
「REVOLT 2」は、世界最大級の自転車メーカーであるGIANTが、グラベルロードの黎明期から展開してきたREVOLTシリーズのアルミモデルです。舗装路での軽快さと未舗装路での安定感を、リアエンドのパーツ1つで切り替えられる点が大きな特徴で、グラベルライドの幅を広げたいライダーから支持を集めています。
シートポストには、D型断面のしなりで振動を吸収するGIANTのD-Fuseを採用し、砂利道で腰に伝わる突き上げを和らげます。舗装路の軽快さと未舗装路の安定感を1台で使い分けたい方や、将来太いタイヤに履き替えてグラベルロードで走れる道を広げたい方に、GIANTの「REVOLT 2」をおすすめします。
【FUJI】JARI 1.5

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | FUJI |
| モデル名 | JARI 1.5 |
| フレーム素材 | アルミ(A6-SL Super-Butted) |
| ブレーキ | 油圧ディスク(Shimano Tiagra) |
| 標準タイヤ | WTB RADDLER 700×40C |
「JARI 1.5」は、日本で生まれ現在はアメリカを拠点に展開するFUJIが、冒険をテーマに開発したJARIシリーズに属するグラベルロードです。グラベルレースからライトツーリング、バイクパッキングまで1台でこなせる多用途性を重視しており、未舗装路を含むさまざまな道に対応します。
ブレーキにはShimano Tiagraの油圧ディスクを採用し、ロングホイールベースと低く設定したBBの組み合わせで巡航時の直進安定性も高めました。油圧ディスクのグラベルロードでロングライドとツーリングを両立したいライダーにおすすめしたいのが、FUJIの「JARI 1.5」です。
【ORBEA】TERRA H40

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ORBEA |
| モデル名 | TERRA H40 |
| フレーム素材 | アルミ(ハイポリッシュ・アロイ) |
| ブレーキ | − |
| 標準タイヤ | − |
「TERRA H40」は、スペイン・バスク地方の老舗ブランドであるORBEAが、グラベルロードの主力シリーズTERRAに2026年に加えた新型アルミモデルTERRA Hの中間グレードです。アルミフレームでもカーボンモデルに近い造形を目指したシリーズで、未舗装路を走るグラベルロードに見た目の美しさも求めるライダーに向けて開発されています。
タイヤは最大50mm幅(泥除け装着時は45C)まで対応し、Shimano CUES U6000の2×11速で舗装路の巡航と登りの軽いギアを両立します。アルミでも見た目の美しさにこだわりたい方や、太いタイヤで未舗装路の冒険を広げたい方におすすめのグラベルロードが、ORBEAの「TERRA H40」です。
【SPECIALIZED】DIVERGE E5 COMP

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | SPECIALIZED |
| モデル名 | DIVERGE E5 COMP |
| フレーム素材 | アルミ |
| ブレーキ | − |
| 標準タイヤ | Pathfinder Pro 42mm |
「DIVERGE E5 COMP」は、アメリカの大手ブランドSPECIALIZEDが長く展開するグラベルロードのDIVERGEシリーズのうち、アルミフレームを採用したモデルです。ヘッドアングルを寝かせてオフセットの長いフォークを組み合わせたジオメトリーで、未舗装路では地面に吸い付くように安定し、舗装路では軽快に走る性格に仕上げています。
変速はSRAM Apexの1×12速で操作がシンプルなうえ、タイヤは700cで最大47mm、650b(700cより径の小さいホイール規格)なら2.1インチまで装着できます。標準のPathfinder Pro 42mmで舗装路とグラベルを走り、いずれは林道寄りの太いタイヤも試したいライダーへのおすすめとして、SPECIALIZEDの「DIVERGE E5 COMP」を挙げます。
【Bianchi】ARCADEX COMP

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | Bianchi |
| モデル名 | ARCADEX COMP |
| フレーム素材 | カーボン |
| ブレーキ | 油圧ディスク |
| 標準タイヤ | − |
「ARCADEX COMP」は、チェレステカラーで知られるイタリアの老舗ブランドBianchiが、長距離と連日のライドを見据えて開発したカーボンフレームのグラベルロードです。エンデュランスジオメトリーを採用しており、未舗装路を含む長い行程でも上体を起こした楽なポジションを保ちやすい設計にまとめています。
変速はShimano GRX610/822の1×12速、ブレーキは油圧ディスクで、長い下りや荷物を積んだ場面でも安定して速度を調整できます。カーボンの軽さで遠くまで走りたい中上級者や、ロードバイクからグラベルロードへ乗り換えたいBianchiファンには、上位の選択肢として「ARCADEX COMP」がおすすめです。
グラベルロードを使うときの注意点
グラベルロードの性能を最大限に活かし、未舗装路のライドを長く楽しむために知っておきたい注意点をまとめました。モデル選びと合わせて押さえておくと、砂利道や林道でのトラブルを減らし、グラベルロードならではの自由な走りを存分に味わえます。
グラベルロードで未舗装路を安全に楽しむために意識したい注意点は、以下の4ポイントです。
- 路面に合わせてタイヤの空気圧を調整する
- 未舗装路に合ったペダルと装備を用意する
- 舗装路の速さではロードバイクに及ばないことを理解する
- 走行後は泥や砂を落としてメンテナンスする
路面に合わせてタイヤの空気圧を調整する
グラベルロードで未舗装路を走るときは、タイヤの空気圧の調整が乗り心地とグリップを左右します。空気圧を少し下げるとタイヤが路面の凹凸に沿って変形し、砂利の上でも滑りにくく振動も和らぐ一方、舗装路では適正値まで入れたほうが転がりが軽くなるため、走る路面に合わせて空気圧を変えるのが基本です。
空気圧はタイヤ側面に記載された指定範囲内で調整し、下げすぎによるリム打ちパンク(段差でチューブがリムに挟まれて起きるパンク)には注意が必要です。チューブレスレディのタイヤなら、シーラント(タイヤ内部に入れる液状のパンク防止剤)で小さな穴を自動でふさげるため、低めの空気圧でもパンクに強い状態を保てます。
未舗装路に合ったペダルと装備を用意する
砂利道や林道では足を着く場面が多いため、グラベルロードのペダルは、すぐに足を地面に下ろせるフラットペダルか、泥が詰まりにくいMTB用のビンディングペダル(専用シューズとペダルを固定する方式)が扱いやすくなります。MTB用のシューズは靴底にクリート(ペダルと固定する金具)が埋め込まれているため、自転車を降りて押し歩く場面でも歩きやすい点がメリットです。
装備はヘルメットとグローブに加え、パンク修理キットや予備チューブ、携帯ポンプ、携帯工具を持っておくと、未舗装路の出先でトラブルが起きても自力で対処できます。人里離れた林道は通信圏外になることもあるため、出発前に行き先と帰宅予定を家族や知人に伝えておくと安心です。
舗装路の速さではロードバイクに及ばないことを理解する
グラベルロードは太いタイヤと安定性重視のジオメトリーを採用しているため、舗装路での巡航速度や加速ではロードバイクに及びません。タイヤが太いぶん転がり抵抗が大きく、車体も重めになりやすいことから、ロードバイクの仲間と舗装路を走ると同じペースを保つのに脚力が要ります。
グラベルロードの持ち味は、速さよりも舗装路から未舗装路まで1台で走れる汎用性です。舗装路を走る時間が長い時期は、細めのタイヤや転がりの軽いスリックタイヤに履き替えると巡航が軽くなり、同じ自転車でも使い方に合わせて性格を変えられます。
走行後は泥や砂を落としてメンテナンスする
未舗装路を走ったあとのグラベルロードは、チェーンや変速機、ディスクブレーキに泥や砂が付着しています。汚れを放置すると駆動部品の摩耗が早まり、変速不良やブレーキの異音につながるため、走行後の手入れが欠かせません。
水洗いで泥を落としたら、水分を拭き取ってからチェーンに注油します。油分がディスクローターやブレーキパッドに付くとブレーキの効きが大きく落ちるため、スプレー式のオイルを使う場合はローター側を布で覆っておくと安心です。
まとめ:グラベルロードで舗装路の先まで冒険を楽しもう
本記事では、グラベルロードの特徴と選び方、ブランド別のおすすめモデルを解説しました。グラベルロードは舗装路から砂利道、林道までを1台で走れる自転車で、通勤からキャンプツーリングまで楽しみ方が大きく広がります。
扱いやすいアルミやクロモリのエントリーモデルから始めるのも、油圧ディスクやカーボンの上位モデルで遠くを目指すのも、グラベルロードならではの楽しみ方です。自分の走り方に合うグラベルロードを手に入れて、舗装路の先に広がる未舗装路の冒険を存分に楽しんでください。


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