【Wilier】自転車の全21モデルを比較|おすすめはどれ?特徴と選び方

  • Wilierの自転車は種類が多くて、どのモデルを選べばいいかわからない
  • ロードとグラベルで、フレーム素材や重量の何が違うのか知りたい
  • 初めてのロードバイクでも失敗しないWilierのモデルはどれ?

「Wilier」は1906年創業のイタリア・バッサーノ・デル・グラッパに拠点を置く自転車ブランドで、UCIワールドチームへの供給を続ける老舗メーカーです。銅色の象徴カラー「ラマート」に代表される造形美と、レースで磨き上げたフレーム設計に定評があります

自転車は自分の走り方や体格に合わないモデルを選んでしまうと、走行時の快適さや上達ペースにも影響します。長く付き合える1台を見つけるためにも、Wilierの自転車は各モデルの性能や特徴の違いを理解して選ぶことが大切です

この記事では、Wilierの特徴や独自テクノロジーをわかりやすく解説し、現行の自転車を全モデル比較します。用途別のおすすめモデルも紹介しますので、Wilierの自転車が気になっている人はぜひチェックしてください。

タップできる目次

Wilierとはイタリアの伝統を受け継ぐ自転車ブランド

Wilierの自転車は、イタリア北部ヴェネト州バッサーノ・デル・グラッパで1906年に産声を上げました。正式なブランド名は「Wilier Triestina(ウィリエール・トリエスティーナ)」で、1世紀を超える歴史のなかで自転車一筋の製造を続けてきたメーカーです。

一度は工場閉鎖という危機を経験しながら復活を遂げ、現在はロードバイクからグラベルバイク、タイムトライアルバイク、マウンテンバイクまでを網羅する総合ブランドへ成長しています。プロレースの現場で得た知見をそのまま市販フレームへ落とし込む開発姿勢が、Wilierの自転車を支える柱です

ブランドの成り立ちと設計思想を知っておくと、後半で比較する各モデルの立ち位置がつかみやすくなります。ここではWilierのコンセプトや歴史、日本での取り扱いまでを順に見ていきます。

Wilierのブランドコンセプト

Wilierが掲げるのは「Culture of Speed(速度の文化)」という言葉です。速さを単なるスペックではなく、イタリアという土地に根づいた文化として捉え、レースで通用する性能と目で見て美しいフォルムを同時に成立させることをブランドの軸に据えています

ブランド名の由来もイタリアの歴史と深く結びついています。WILIERは「Viva l’Italia Liberata E Redenta(解放され、取り戻されたイタリア万歳)」の頭文字から取られた言葉で、第二次世界大戦後のイタリアの再出発と重ね合わせて名づけられました。

自転車のスペックだけでなく、フレームに込められた背景まで含めて所有できる点が、Wilierを選ぶ理由になります。象徴カラーであるラマート(銅色)の塗装は、性能とは別軸でこのブランドの立ち位置を示す存在です。

Wilierの歴史・創業背景

Wilierの歴史は、1906年にピエトロ・ダル・モーリンがバッサーノ・デル・グラッパで自転車工房を開いたことから始まります。その後1945年に社名へ「トリエスティーナ」が加わり、現在まで続く「Wilier Triestina」というブランド名が成立しました。

レースでの実績も早い段階から積み上げています。1948年にはフィオレンツォ・マーニがWilierのバイクでジロ・デ・イタリアを制し、イタリア国内でのブランドの名を決定づけました。一方で経営面では苦境が続き、1952年に一度工場が閉鎖されています。

Wilierを現代へつないだのは、1969年にブランドを引き継いだガスタルデロ兄弟です。復活後は再びプロレースの世界へ戻り、ワールドツアーチームへの機材供給まで到達しました。断絶を経てなお同じ土地で作り続けている点が、Wilierの自転車が持つ厚みにつながっています

Wilierの特徴・強み

Wilierの自転車を語るうえで外せないのが、ラマートと呼ばれる銅色の塗装です。金属の質感をそのまま塗装で表現した独自の美意識は他ブランドと明確に異なり、店頭やイベント会場でも一目でWilierだとわかる存在感を放ちます

開発体制の強みは、UCIワールドチームへの機材供給から得られるフィードバックの速さにあります。グルパマFDJやアスタナ・カザフスタンといったトップチームの要望が新型フレームの設計へ直接反映され、TTバイクのSUPERSONICA SLRやXCレース用のURTA MAX SLRのように、チーム専用として開発されたモデルがそのまま市販ラインナップへ並ぶ形です。

守備範囲の広さも見逃せません。エアロロードやピュアクライマー、エンデュランスロード、アルミやスチールのロード、グラベル、TT、マウンテンバイクまでを1ブランドでカバーしており、走り方が変わっても同じブランド内で次の1台を選べます

Wilierの日本での取り扱い

日本におけるWilierの自転車は、総代理店である服部産業が輸入を担当しています。日本公式サイトのwilier-jpn.comに掲載されているモデルが国内正規流通のラインナップであり、購入後の保証やアフターサービスもこの流通経路が前提です

グローバル公式サイトには日本で扱いのないモデルやe-bikeも並んでいるため、購入検討時は日本公式サイトの掲載を基準にすると迷いません。国内では正規販売店に加えて、コンセプトストア「PUNTO ROSSO」でも実車に触れられます。

日本市場だけに用意された限定モデルが存在する点も、Wilierの自転車ならではの特徴です。アルミロードの「BRENTA」と「MONTE4」、スチールフレームの「ZAFFIRO」は日本限定販売で、体格や好みに合わせた選択肢が国内向けに厚く用意されています

Wilierの機能とテクノロジー

Wilierの自転車には、フレームの性格を決定づける独自テクノロジーが数多く投入されています。同じブランドの中でもモデルごとに乗り味が大きく変わるのは、素材のグレードと成型プロセス、空力設計、操作系パーツの組み合わせが1台ごとに練り直されているためです。

ここではWilierの製品に搭載されている中核技術を解説します。技術の中身をつかんでおくと、次章の比較表に並ぶフレーム重量やタイヤクリアランスの数値が何を意味するのかが読み取れるようになります。

Wilierの自転車を支える代表的な独自テクノロジーは以下の6つです。

  • HUS-MODカーボン|日本製高品質カーボンをブレンドした最上位素材
  • HU-MODカーボン|上位モデルと同じ金型で性能を引き継ぐセカンドグレード素材
  • L.C.P.(液晶ポリマー)|耐衝撃性と振動吸収性を高める編み込み技術
  • アクティブモールディングシステム|ブランド史上最軽量を実現した成型技術
  • ステム一体型エアロハンドルバー|F-BAR ID2・V-BAR・Z-BAR
  • ID2(Identify the Second Series)|第2世代への進化を示す設計思想

HUS-MODカーボン|日本製高品質カーボンをブレンドした最上位素材

HUS-MODカーボンは、Wilierがフラッグシップモデル専用に開発したフレーム素材です。三菱ケミカルの65Tダイアリードカーボンや東レなど、日本企業3社の超高品質カーボン繊維をブレンドして仕上げています。

複数の繊維を混ぜる狙いは、軽量化と剛性強化という相反する要求を1枚のレイアップで満たすことにあります。ペダルを踏み込んだ力を逃さない高剛性を保ちながら余分な重量を削り取れるため、Wilierは各カテゴリの頂点に立つモデルへ横断的にHUS-MODカーボンを投入済みです。

採用車種はFILANTE SLR ID2やRAVE SLR ID2、TURBINE SLR、URTA MAX SLRと幅広く、ロードでもグラベルでもTTでもMTBでも、最上位グレードを選べば同じ素材思想の走りを味わえます。踏み込んだ瞬間の反応の鋭さを求めるライダーにとって、HUS-MODカーボンの有無は最初の判断材料になります

HU-MODカーボン|上位モデルと同じ金型で性能を引き継ぐセカンドグレード素材

HU-MODカーボンは、Wilierのセカンドグレードに用いられるフレーム素材です。WILIER 0 SLやFILANTE SL、RAVE SLといったモデルに採用され、上位機と同一の設計を保ったまま素材グレードだけを調整しています。

ここで効いてくるのが、上位機と同じ金型を使うという考え方です。FILANTE SLはFILANTE SLRとまったく同じ金型から生まれるため、カムテール断面やワイドスタンスフォークといった形状由来の空力性能をそのまま受け継ぎ、重量増を約150gに抑えています

形状が同じであれば、風を切る性能はグレードが下がっても大きくは変わりません。Wilierのセカンドグレードは、上位機のフォルムと走りの骨格を引き継ぎながら扱いやすさを確保した選択肢として機能します

L.C.P.(液晶ポリマー)|耐衝撃性と振動吸収性を高める編み込み技術

L.C.P.は液晶ポリマー(Liquid Crystal Polymer)の略で、Wilierがカーボン成形の工程で繊維に編み込む補強素材です。カーボンだけでは補いきれない粘り強さを、別素材の力で足す発想と言えます。

編み込みによって高まるのは耐衝撃性と振動吸収性です。路面からの細かな突き上げがフレーム内部で減衰されるため、荒れたアスファルトやグラベルの上でも手や腰へ届く衝撃が和らぎます。Wilierはこの技術をFILANTE SLR ID2やRAVE SLR ID2といったID2世代の上位機へ集中的に投入しています。

レースレベルの剛性を落とさずに疲労だけを削れる点が、L.C.P.の実用的な価値です。100kmを超えるロングライドや長時間のグラベルレースで後半の脚が残りやすくなり、Wilierの上位機を長く走らせるライダーほど恩恵を受けます。

アクティブモールディングシステム|ブランド史上最軽量を実現した成型技術

アクティブモールディングシステムは、VERTICALE SLRで新規採用されたWilierの成型技術です。カーボンを硬化させる工程で特殊な発泡ポリマーを使い、内側からカーボンを押し固めながら強化していきます。

一般的なフレーム製造では、内圧のかけ方が甘いと積層の間に余分な樹脂や空隙が残り、その分だけ重量が増えます。Wilierは硬化中のカーボンを積極的に締め上げることで無駄をそぎ落とし、塗装済みMサイズフレームで720gという数値に到達しました

軽さは素材のグレードだけで決まるものではありません。Wilierが成型プロセスまで踏み込んだ結果として生まれた軽量フレームは、ヒルクライム(登坂)で1gでも軽くしたいライダーにとって現実的な武器になります

ステム一体型エアロハンドルバー|F-BAR ID2・V-BAR・Z-BAR

Wilierはモデルの性格に合わせて専用ハンドルバーを作り分けています。ステムとハンドルを一体成型したエアロバーがF-BAR ID2やV-BAR、Z-BARで、ケーブル類をすべて内部へ収めて前面の乱流を抑える構造です。

形状の狙いはモデルごとに異なります。FILANTE SLR ID2のF-BAR ID2は空力を最優先しつつ握りやすさを確保し、VERTICALE SLRのV-BARは左右15mmずつフレア(下ハンドルが外側へ広がる形状)させて登坂時のもがきやすさを高めています。一方でミドルグレードには、別体式のハンドルバー「BARRA S」とステム「STEMMA S」を組み合わせる系統が用意済みです。

一体型はエアロ性能とコクピット周りの見た目で優位に立ち、別体式は納車後にステム長やハンドル高を組み替えられる自由度で勝ります。Wilierの自転車を選ぶ際は、レースでの数秒を取るか、ポジションの調整幅を取るかで系統を選び分けると失敗しません

ID2(Identify the Second Series)|第2世代への進化を示す設計思想

ID2は「Identify the Second Series」の頭文字で、Wilierが第2世代へ進化させたモデルに与える呼称です。現在はFILANTE SLR ID2とRAVE SLR ID2の2機種に冠されています。

世代交代で手が入ったのは、空力の作り込みと最新規格への対応です。風洞実験とCFD解析(コンピューター上で空気の流れを計算する解析手法)を重ねてチューブ断面を描き直し、FILANTE SLR ID2では50km/h・ヨー角0°の条件で従来比-13.6%の空気抵抗削減を記録しました。RAVE SLR ID2でも空気抵抗8.9%減少と反応性11.78%向上という数値が公表されています。

規格面ではUDH(ユニバーサルディレイラーハンガー)への対応が進み、破損時の入手性や将来のコンポーネント選択の幅が広がりました。数値と規格の両面で第2世代を選ぶ意味がはっきりしているため、Wilierの最新世代を狙うならID2の有無が目印になります

Wilierの全モデルの種類を比較

Wilierの自転車は、日本で展開される現行ラインナップをカーボンロード、アルミ・スチールロード、タイムトライアル/トライアスロン、グラベル、マウンテンの5カテゴリに分けて整理できます。走る場所と目的が決まれば、選ぶべきカテゴリはおのずと絞り込める形です

ここではWilierの全モデルの種類と違いを解説します。グループごとに比較表を置き、フレーム素材やフレーム重量、最大タイヤサイズ、変速方式といった決め手になる項目を並べたうえで、各モデルの詳細を順に紹介します。

Wilierの自転車を以下の5カテゴリ別に紹介します。

  • カーボンロードバイク
  • アルミ・スチールロードバイク
  • タイムトライアル・トライアスロンバイク
  • グラベルバイク
  • マウンテンバイク

カーボンロードバイク

Wilierの中核を担うカーボンロードのグループです。フラッグシップのエアロロードからピュアクライマー、セカンドグレード、エンデュランスロードまでが並び、舗装路を速く快適に走りたいライダーの選択肢がここに集中しています。現行のカーボンロードを全モデル掲載していますので、比較表で全体像をつかんでから各モデルの詳細を確認してください。

スクロールできます
モデル名 フレーム素材 フレーム重量 最大タイヤサイズ 変速方式 シートポストセットバック
FILANTE ULTIMATE 東レM40X+HUS-MOD+L.C.P.
FILANTE SLR ID2 HUS-MODカーボン+L.C.P. 860g 34mm 電動式専用 0mm
VERTICALE SLR 東レT800+T1100 M46JB 720g 30mm 電動式専用 15mm
FILANTE SLR HUS-MODカーボン+L.C.P. 870g 30mm 電動式専用 15mm
WILIER 0 SL HU-MODカーボン 930g 28mm 機械式/電動式対応 15mm
FILANTE SL HU-MODカーボン 1010g 30mm 電動式専用 15mm
GARDA HU-MODカーボン 1150g 32mm 機械式/電動式対応 25mm
GRANTURISMO R TEAM DISC 46T/30Tカーボン 1450g 30mm 機械式/電動式対応 25mm
GRANTURISMO R TEAM 46T/30Tカーボン 1190g 25mm 機械式専用 25mm

FILANTE ULTIMATE

FILANTE ULTIMATEの製品画像

項目 内容
モデル名 FILANTE ULTIMATE
フレーム素材 東レM40X+HUS-MOD+L.C.P.
フレーム重量
最大タイヤサイズ
変速方式

「FILANTE ULTIMATE」は、Wilierの創業120周年を記念して製作された世界限定120台のプレミアムロードバイクです。フラッグシップであるFILANTE SLR ID2をベースに、素材とペイントの両面で上限を引き上げた特別仕様に仕上げられています

素材面では、東レのM40Xカーボンを新たに組み込んだ6種類のカーボン繊維レイアップを採用しました。HUS-MODカーボンとL.C.P.を組み合わせたベースモデルの構成に手を入れることで、ベースモデルからさらに約150gの軽量化を果たしています。剛性を落とさずに軽さだけを上乗せした構成です。

車体にはシリアルナンバーが刻まれ、カラーは120周年記念のソルスティス・ブルーのみとなります。走行性能に加えて希少性そのものに価値を見出すコレクター志向のライダーや、Wilierの最高峰を手元に置きたい方におすすめのロードバイクです。

FILANTE SLR ID2

FILANTE SLR ID2の製品画像

項目 内容
モデル名 FILANTE SLR ID2
フレーム素材 HUS-MODカーボン+L.C.P.
フレーム重量 860g
最大タイヤサイズ 34mm
変速方式 電動式専用

「FILANTE SLR ID2」は、UCIワールドチームのグルパマFDJから届くフィードバックを織り込んで生まれた、Wilierの第2世代フラッグシップエアロロードです。第1世代が到達していた860gという軽さと高剛性を保ったまま、空力性能の一点に絞って進化させています

風洞実験とCFD解析を重ねて描き直された流線型チューブに加え、ステム一体型のF-BAR ID2、フレームと完全に一体化する専用エアロボトルケージを採用しました。50km/h・ヨー角0°の風洞試験で従来比-13.6%、ライダーを含む実走環境でも-4.5%の空気抵抗削減という数値を記録しています

最大34mmという広いタイヤクリアランスも持ち合わせ、荒れた路面のレースコースでも太めのタイヤで対応できます。集団走行から独走まで速度域の高い場面で戦うライダーや、機材のポテンシャルを限界まで引き出したい方におすすめのエアロロードです。

VERTICALE SLR

VERTICALE SLRの製品画像

項目 内容
モデル名 VERTICALE SLR
フレーム素材 東レT800+T1100 M46JB
フレーム重量 720g
最大タイヤサイズ 30mm
変速方式 電動式専用

「VERTICALE SLR」は、「LIGHTER THAN LIGHT」をキーワードに軽さを追い込んだ、Wilier史上最軽量のピュアクライマーです。登り区間でのタイム短縮を最優先に据えて設計されており、性格は明快と言えます。

東レのT1100とT800に高弾性のM46JBをブレンドし、アクティブモールディングシステムで成型することで、塗装済みMサイズフレームで720gに到達しました。ディスクブレーキの応力を受け止める左右非対称フロントフォークや、左右15mmずつフレアするV-BARが、軽さと引き換えになりがちな安定性を補っています。

一方で、車重を削り込んだフレームは平地の巡航で他モデルほどの伸びを見せる設計ではありません。ヒルクライムレースに本気で取り組む方や、登坂性能を基準に機材を組み上げたいライダーへおすすめの1台です。

FILANTE SLR

FILANTE SLRの製品画像

項目 内容
モデル名 FILANTE SLR
フレーム素材 HUS-MODカーボン+L.C.P.
フレーム重量 870g
最大タイヤサイズ 30mm
変速方式 電動式専用

「FILANTE SLR」は、Cento10AIR以来のフルモデルチェンジで登場した、Wilierの第1世代ハイエンドエアロオールランダーです。ディスクブレーキ、電動変速、フル内装という現代のレースバイクの条件をひととおり満たしています。

HUS-MODカーボンとL.C.P.の組み合わせに、フレーム内部の仕上がりを滑らかにするアドバンスドVaBM-EPSプロセス製法を掛け合わせました。カムテール断面(翼型の後端を切り落とした形状)の角を丸め、フォークとシートステーのプロファイルを揃えて前面投影面積を削った結果、前作Cento10PROから100g以上の軽量化も達成しています

エアロを名乗りながらフレーム重量は870gにとどまり、登りでも脚を削られにくい仕上がりです。平地の高速巡航とヒルクライムを1台でこなしたい方や、完成度の練れた世代を選びたいライダーにおすすめできます。

WILIER 0 SL

WILIER 0 SLの製品画像

項目 内容
モデル名 WILIER 0 SL
フレーム素材 HU-MODカーボン
フレーム重量 930g
最大タイヤサイズ 28mm
変速方式 機械式/電動式対応

「WILIER 0 SL」は、ワールドツアーで戦うWILIER 0 SLRとほぼ同一のフレームワークを受け継いだ、Wilierの軽量オールラウンダーです。上位機の骨格を保ったまま、日常的に乗り込める形へまとめています。

フレームにはHU-MODカーボンを採用し、フレーム930g・フォーク370gという構成です。オリジナルステムの「STEMMA S」と別注ベアリングによるケーブル内装システムを刷新し、ハンドルバー「BARRA S」と組み合わせることで整った前まわりを作りながら、ポジション変更にも対応します

変速は機械式(SHIMANOのみ)と電動式の両方に対応するため、手持ちのコンポーネントを移植する組み方も選べます。すでにロードバイクに乗り慣れている方や、趣味として一段深く走り込みたいライダーにおすすめの軽量オールラウンダーです。

FILANTE SL

FILANTE SLの製品画像

項目 内容
モデル名 FILANTE SL
フレーム素材 HU-MODカーボン
フレーム重量 1010g
最大タイヤサイズ 30mm
変速方式 電動式専用

「FILANTE SL」は、「プロスペックの性能をより多くの人に」という考え方から生まれた、Wilierのセカンドグレードエアロロードです。最大の特徴は、上位機のFILANTE SLRとまったく同じ金型で製作されている点にあります

カーボン素材のグレードを調整することで重量増を約150gに抑え、細身のカムテール形状やワイドスタンスのフォークといったSLR譲りのフレーム形状をそのまま維持しました。形が同じである以上、風を切る性能も上位機の流れを汲みます。ハンドルまわりは別体式のBARRA SとSTEMMA Sで、アップライトなポジションにも振れます。

フレーム重量は1010gと、SLRやVERTICALE SLRほど軽くはありません。それでもエアロロードのフォルムと走りを手にしながらポジションの自由度を確保したいライダーには、FILANTE SLをおすすめします。

GARDA

GARDAの製品画像

項目 内容
モデル名 GARDA
フレーム素材 HU-MODカーボン
フレーム重量 1150g
最大タイヤサイズ 32mm
変速方式 機械式/電動式対応

「GARDA」は、「モダンでストレスフリーな乗り心地」をテーマに開発されたWilierのカーボンエンデュランスロードです。GTR Team SL以来となるミドルグレードの新規開発モデルで、レース以外の走りに正面から向き合った設計になっています。

フラットマウントディスクブレーキとSTEMMA Sによるフル内装デザインを備え、タイヤクリアランスは最大32mmまで確保しました。細身に絞り込んだシートステーがしなって路面からの突き上げを逃がすため、荒れた舗装路でも上体が跳ねにくくなります。シートポストのセットバックは25mmで、ゆったりしたポジションを取りやすい設計です。

変速は機械式と電動式の両対応で、組み方の自由度も残されています。100kmを超えるロングライドを快適にこなしたい方や、路面状況を気にせず走りたいライダーにおすすめのエンデュランスロードです。

GRANTURISMO R TEAM DISC

GRANTURISMO R TEAM DISCの製品画像

項目 内容
モデル名 GRANTURISMO R TEAM DISC
フレーム素材 46T/30Tカーボン
フレーム重量 1450g
最大タイヤサイズ 30mm
変速方式 機械式/電動式対応

「GRANTURISMO R TEAM DISC」は、Wilierのエントリーグレードに位置づけられるディスクブレーキ仕様のカーボンロードです。速さよりも快適性と乗りやすさを軸に据えており、最初の1台としてカーボンフレームに触れるライダーを想定しています。

弾性率の異なる2種類のカーボンを使い分ける点が構造上の要です。振動吸収性に優れた30Tの中弾性カーボンを広く配し、力のかかる要所には高剛性で軽量な46Tカーボンを重ねています。カムテールデザインのチューブと左右非対称チェーンステーが加速時のよじれを抑え、主流規格を採用することで後々のカスタムにも対応します

フレーム重量は1450gと上位機より重く、登坂で軽さを求める用途には向きません。その代わり、雨天でも安定して効くディスクブレーキと落ち着いた挙動が持ち味で、これからロードバイクを始める方におすすめです。

GRANTURISMO R TEAM

GRANTURISMO R TEAMの製品画像

項目 内容
モデル名 GRANTURISMO R TEAM
フレーム素材 46T/30Tカーボン
フレーム重量 1190g
最大タイヤサイズ 25mm
変速方式 機械式専用

「GRANTURISMO R TEAM」は、Wilierの「Gran Turismo」「GTR」の系譜を継ぐリムブレーキ仕様のエンデュランスロードです。シリーズが積み上げてきた快適性と素直な操作性を、さらに磨いた位置づけになります

46Tと30Tのカーボンを適所へ配することで、しなやかさと振動吸収性を両立しました。クリアランスを広げたカムテール形状のフォークが横方向の剛性を高め、ダウンチューブのカムテール形状が縦と横の剛性バランスを整えています。サイズはXXSからXLまでの6段階で、小柄なライダーにも合わせやすい展開です。

変速は機械式専用で、販売形態は完成車のみとなります。タイヤクリアランスも25mmまでと現行の主流より狭いため、太いタイヤを履きたい方には向きません。シンプルな機械式変速のロードバイクを求める方や、体格に合うサイズを探している方におすすめします。

アルミ・スチールロードバイク

カーボン以外の素材で組まれたWilierのロードバイクを集めたグループです。いずれも日本市場向けに企画されたモデルで、実用性を重視したアルミロードから職人の手仕事が残るクラシカルなスチールフレームまで、性格の幅がかなり広くなっています。全モデルを掲載していますので、比較表と各モデルの解説で違いを確認してください。

スクロールできます
モデル名 フレーム素材 フレーム重量 フォーク素材 最大タイヤサイズ
BRENTA 6061アルミ 1,540g カーボン 40mm
MONTE4 6061アルミ 1,270g カーボン 25mm
ZAFFIRO コロンバスSL(スチール) 1,840g コロンバスSL(スチール) 28C

BRENTA

BRENTAの製品画像

項目 内容
モデル名 BRENTA
フレーム素材 6061アルミ
フレーム重量 1,540g
フォーク素材 カーボン
最大タイヤサイズ 40mm

「BRENTA」は、Wilierが日本市場向けに投入した新型アルミディスクロードです。舗装路のロードライドからライトグラベルまでを1台でカバーするマルチパーパスな性格で、用途を決めきれていないライダーの受け皿になります

6061アルミフレームにカーボンフォークを組み合わせ、最大40mmのタイヤクリアランスを確保しました。バンド式のフロントディレイラー台座はフロントシングル化した際に取り外せる仕様で、ケーブルはヘッド周りをエクスターナル、ダウンチューブをインターナルとして通します。整備性を優先したルーティングは、日常的に自分でメンテナンスするライダーにとって扱いやすい構成です

サイズは身長140cm台に対応するXXSから始まります。小柄な方の1台目としても、太めのタイヤで未舗装路まで足を延ばしたい方にもおすすめできるWilierのアルミロードです。

MONTE4

MONTE4の製品画像

項目 内容
モデル名 MONTE4
フレーム素材 6061アルミ
フレーム重量 1,270g
フォーク素材 カーボン
最大タイヤサイズ 25mm

「MONTE4」は、Wilierの名機アルミロード「Montegrappa」の系譜を継ぐ4世代目にあたる日本限定販売モデルです。アルミフレームでありながら、レースの現場でも通用するポテンシャルを備えています

フレーム重量は1,270gで、前モデルのMontegrappa Teamから500g以上も削り込まれました。下側ヘッドベアリングを大口径化し、プレスフィットBBを採用したことで前三角の剛性も引き上げられています。溶接痕を抑えた滑らかなフレームには、Cento1 SLのグラフィックをオマージュしたペイントが施されました。

タイヤクリアランスは25mmまでで、太いタイヤを前提とした走り方には対応しません。アルミらしい軽快な踏み味を楽しみたい方や、レースにも持ち込める1台を探しているライダーにおすすめのモデルです。

ZAFFIRO

ZAFFIROの製品画像

項目 内容
モデル名 ZAFFIRO
フレーム素材 コロンバスSL(スチール)
フレーム重量 1,840g
フォーク素材 コロンバスSL(スチール)
最大タイヤサイズ 28C

「ZAFFIRO」は、クラシカルなラグドフレーム(継手金具でパイプを接合する伝統的な工法)のSuperleggera SLをベースに設計された、Wilierの日本オリジナルスチールロードフレームです。イタリア語でサファイアを意味する車名にあわせ、アズーロブルーを思わせるペイントをまとっています。

チューブにはコロンバス社の高級パイプ「COLUMBUS SL」を採用しました。ニオブ鋼を配合することでしなやかさと剛性、振動吸収性、軽量性、耐久性が高い次元でつり合い、ラグのパーツは軽量化のために職人が手作業で削り込んでいます。ダブルレバー台座と46T-53T対応の直付けフロントディレイラー台座を備え、28Cまでのタイヤも収まります

フレーム重量は1,840gと現行のカーボンロードより重く、タイムを追う機材ではありません。クラシカルなスチールバイクを現代のパーツで組みたい方や、オールドパーツでの組み上げを味わいたいライダーにおすすめします。

タイムトライアル・トライアスロンバイク

空気抵抗との戦いに特化したWilierのバイクを集めたグループです。プロのTTレースを見据えたモデルと、ロングディスタンスのトライアスロンを想定したモデルでは設計の狙いが分かれるため、比較表で重量とタイヤクリアランスの違いを押さえてから各モデルの詳細へ進んでください。現行モデルを全モデル掲載しています。

スクロールできます
モデル名 フレーム素材 フレーム重量 最大タイヤサイズ 変速方式
SUPERSONICA SLR カーボン 1,450g 28mm 電動式変速機専用
TURBINE SLR カーボン 990g 28mm 電動式変速機専用
TURBINE SL カーボン 32mm 電動式変速機専用

SUPERSONICA SLR

SUPERSONICA SLRの製品画像

項目 内容
モデル名 SUPERSONICA SLR
フレーム素材 カーボン
最大タイヤサイズ 28mm
変速方式 電動式変速機専用
サイズ展開 XS-S,M,L-XL

「SUPERSONICA SLR」は、「As fast as light」をテーマに開発されたWilierのタイムトライアルバイクのフラッグシップです。シュテファン・キュングとグルパマFDJのパフォーマンスセンターがブランドと組み、実戦のニーズに基づいて作り上げました。

TTやトラック競技で主流になった幅広フロントフォークと幅広シートステーを投入し、50km/h・乱流係数0.3%の風洞試験でTURBINE SLR比-16%近い空力性能の改善を記録しています。28mmタイヤに対応するクリアランス、フロントシングル運用時に取り外せるフロントディレイラーマウント、パワーメーター用マグネットの標準装備も実戦向きの装備です。

フレーム重量は1,450gと軽さを狙った設計ではなく、登りの多いコースでは重さが響きます。速度を維持しやすい平坦基調のTTコースこそ、SUPERSONICA SLRが最も力を出せる舞台です。タイムトライアルで秒単位の結果を求めるレーサーや、最新のエアロ技術を積んだ機材を求める方におすすめです。

TURBINE SLR

TURBINE SLRの製品画像

項目 内容
モデル名 TURBINE SLR
フレーム素材 HUS-MODカーボン+HIGH IMPACTカーボン
最大タイヤサイズ 28mm
変速方式 電動式変速機専用
サイズ展開 XS/S,M,L/XL

「TURBINE SLR」は、アスタナ・カザフスタンチームのために製作されたWilierの軽量タイムトライアルバイクとして開発されています。近年のグランツールでは山岳を含むTTステージが増えており、その状況に合わせて軽さへ舵を切ったモデルになります。

HUS-MODカーボンとHIGH IMPACTカーボンをブレンドしたフレームは990gで、前身のTURBINEから300gもの軽量化を果たしました。エアロダイナミクス性能と剛性を維持したままシルエットを絞り込んでおり、軽くなった分だけ登り返しでの失速が抑えられます。

平坦一辺倒のコースでは、空力に振り切ったSUPERSONICA SLRのほうが速さで上回ります。アップダウンを含むTTコースを走る方や、軽さと空力のバランスを重視するレーサーにおすすめのタイムトライアルバイクです。

TURBINE SL

TURBINE SLの製品画像

項目 内容
モデル名 TURBINE SL
フレーム素材 カーボン
最大タイヤサイズ 32mm
変速方式 電動式変速機専用
サイズ展開 XS-S,M,L-XL

「TURBINE SL」は、SUPERSONICA SLR直系の技術を受け継ぎながら、より扱いやすい形にまとめたWilierのトライアスロンモデルです。流れるような造形と長時間乗り続けられる快適性を軸に設計されています

空気抵抗を抑えるよう最適化したフレーム構造に、ボトルケージまわりの流れを整える幅広ダウンチューブを組み合わせました。ブレーキシステムを起点に設計された非対称フォークがハンドリング精度を高め、専用シートポストとシートチューブ角によってサドルをBB中心から2cm前方まで出せます。補給食や携帯工具を収める容量290cm3のATTK Toolkitも標準装備です。

タイヤクリアランスは32mmとグループ内で最も広く、路面の悪いコースでも太めのタイヤで対応できます。ロングディスタンスのトライアスロンに取り組む方や、収納性まで含めて実戦装備を整えたい方におすすめします。

グラベルバイク

未舗装路と舗装路の両方を走るWilierのバイクを集めたグループです。レースで順位を争うモデルからツーリング装備を積み込めるモデルまで性格が分かれるため、タイヤクリアランスと積載性の違いが選ぶ基準になります。現行のグラベルバイクを全モデル掲載していますので、比較表のあとに続く解説とあわせて確認してください。

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モデル名 フレーム素材 フレーム重量 最大タイヤサイズ 変速方式 シートポストセットバック
RAVE SLR ID2 HUS-MODカーボン+L.C.P. 990g 52mm 機械式(1xのみ)/電動式対応 15mm
RAVE SL HU-MODカーボン 1090g 52mm 電動式専用 15mm
JENA 60Tカーボン 990g 700C:44mm/650B:1.95インチ 機械式/電動式対応 25mm

RAVE SLR ID2

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項目 内容
モデル名 RAVE SLR ID2
フレーム素材 HUS-MODカーボン+L.C.P.
フレーム重量 990g
最大タイヤサイズ 52mm
変速方式 機械式(1xのみ)/電動式対応

「RAVE SLR ID2」は、グラベルレースでの速さを追求したWilierのフラッグシップグラベルレーシングバイクです。バーサタイル志向だった前モデルのRAVE SLRから方向を切り替え、レースユースを前提に再設計されたフルモデルチェンジ機になります。

新設計のフレームデザインによって空気抵抗を8.9%減らし、反応性を11.78%向上させました。MTBを中心に広がっているUDHに対応し、剛性と引張強度の異なる3種類のカーボンを組み合わせることで、XSからXLまで全サイズで均一な機械的特性を確保しています。タイヤは最大52mmまで収まります。

機械式変速はフロントシングルのみの対応で、フロントダブルで組みたい場合は選択肢から外れる形です。グラベルレースで上位を狙うライダーや、オフロードでも鋭い反応を求める方におすすめのグラベルバイクです。

RAVE SL

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項目 内容
モデル名 RAVE SL
フレーム素材 HU-MODカーボン
フレーム重量 1090g
最大タイヤサイズ 52mm
変速方式 電動式専用

「RAVE SL」は、RAVE SLRの金型を用いて製作されたWilierのオールロードとして開発されています。上位モデルと寸分違わぬデザインと空力性能を引き継ぎつつ、カーボン素材のグレード調整で扱いやすさを確保したセカンドグレードにあたります

HU-MODカーボンを採用したフレームは1,090gで、ジオメトリーはレーシングロードバイクに近いポジションを取れる設計です。タイヤクリアランスは最大52mmまで確保され、グラベルにもロードにもなじむスタイリングを持ちます。ハンドルとステムは調整しやすい別体式のBARRA SとSTEMMA Sの組み合わせです。

変速は電動式専用のため、機械式コンポーネントで組む計画には対応できません。1台でロードとグラベルの両方を楽しみたい方や、扱いやすいオールロードを探しているライダーにおすすめします。

JENA

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項目 内容
モデル名 JENA
フレーム素材 60Tカーボン
フレーム重量 990g
最大タイヤサイズ 700C:44mm/650B:1.95インチ
変速方式 機械式/電動式対応

「JENA」は、オンロードとオフロードのどちらにも対応するWilierのデュアルパーパスグラベルバイクです。積載装備を前提とした造りになっており、レースよりも旅の道具として位置づけられています。

軽量で高弾性な60Tカーボンを用い、フロントトライアングルはCentoシリーズを踏襲したセミエアロデザイン、リアセクションはトップチューブとシートステーをつなげる構造で衝撃を吸収します。ホイールは700Cで最大44mm、650Bで最大1.95インチまで対応し、フォークやリアエンド、シートステーに備えたアイレット(ダボ穴)へキャリアやマッドガードの取り付けが可能です

ホイールを履き替えれば、舗装路主体のロングライドから未舗装路の探索まで性格を切り替えられます。バイクパッキングや長距離ツーリングを楽しみたい方に、Wilierのグラベルバイクの中で最もおすすめできる1台です。

マウンテンバイク

クロスカントリー(XC)とトレイルを走るWilierのマウンテンバイクを集めたグループです。前後にサスペンションを備えるフルサスペンションと、リアサスペンションを持たないハードテイルという構造の違い、そしてグレードによる素材とパーツ構成の差が選択の分かれ目になります。現行のマウンテンバイクを全モデル掲載しています。

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モデル名 フレーム素材 フレーム重量 サスペンション方式 フォーク
URTA MAX SLR HUS-MODカーボン 1,730g フルサス ROCKSHOX SID 120mm
URTA MAX SL NHU-MODカーボン 1,890g フルサス ROCKSHOX SID BSE 120mm
USMA SL NHU-MODカーボン 1,160g ハードテイル ROCKSHOX RECON RL 100mm

URTA MAX SLR

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項目 内容
モデル名 URTA MAX SLR
フレーム素材 HUS-MODカーボン+HIGH IMPACTカーボン
フレーム重量 1,730g
フォーク ROCKSHOX SID 35 ULTIMATE FLIGHT ATTENDANT 120mm
最大タイヤサイズ

「URTA MAX SLR」は、UCI MTBチームであるウィリエール・ヴィットリアMTBファクトリーチームのために製作された、Wilier最新のフルサスペンションXCマウンテンバイクです。レースの最前線で使われることを前提に組み立てられています。

フラッグシップ用のHUS-MODカーボンとHIGH IMPACTカーボンをブレンドしたフレームに、あらゆる地形へ対応できるよう圧縮比を最適化した最大120mmトラベルのサスペンションを組み合わせました。HUS-MODカーボン製のステム一体型ハンドルバー「URTA MAX CARBON HANDLEBAR」が路面の微振動を吸収し、荒れた下りでも手のしびれを抑えます

フォークにはROCKSHOX SID 35 ULTIMATE FLIGHT ATTENDANTを装着し、電子制御でサスペンションの状態を切り替えます。XCレースで結果を狙うライダーや、最高峰のフルサスXCバイクを求める方におすすめのマウンテンバイクです。

URTA MAX SL

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項目 内容
モデル名 URTA MAX SL
フレーム素材 NHU-MODカーボン+HIGH IMPACTカーボン
フレーム重量 1,890g
フォーク ROCKSHOX SID BSE 120mm
最大タイヤサイズ 58mm/2.4インチ

「URTA MAX SL」は、クロスカントリーとトレイルライドの両方をこなすWilierのフルサスペンションマウンテンバイクです。無線電動コンポーネントとドロッパーシートポスト(走行中にサドル高を下げられる可動式シートポスト)を備え、下り区間での自由度も確保しています

NHU-MODカーボンとHIGH IMPACTカーボンをブレンドしたフレームへ、ROCKSHOX SID BSE 120mmフォークとSID DELUXE SELECT B2リアショックを組み合わせました。最大120mmトラベルのサスペンションが路面をとらえ続けるため、ガレ場でも駆動力が逃げにくくなります。タイヤは2.4インチまで対応します。

フレーム重量は1,890gで、上位のURTA MAX SLRより160g重い設定です。レースからトレイルライドまで1台でこなしたい方や、上位機と同じ設計思想を扱いやすい構成で手にしたいライダーへおすすめします。

USMA SL

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項目 内容
モデル名 USMA SL
フレーム素材 NHU-MODカーボン+HIGH IMPACTカーボン
フレーム重量 1,160g
フォーク ROCKSHOX RECON RL 100mm
最大タイヤサイズ 60mm/2.4インチ

「USMA SL」は、サスペンションフォークとドロッパーシートポストを装備したWilierのフルカーボン29erハードテイルマウンテンバイクです。リアサスペンションを持たない構造を活かし、軽さと踏み込んだ力の伝わりやすさを前面に出しています

NHU-MODカーボンとHIGH IMPACTカーボンで組まれたフレームは1,160gと、フルサスのURTA MAX SLRより500g以上軽い数値です。ROCKSHOX RECON RL 100mmフォークが前輪側の衝撃を受け止め、29インチの大径タイヤが荒れた路面でも転がりを止めません。登坂ではペダリングのロスが少なく、加速の立ち上がりも軽快です。

一方で、リアサスペンションがない分だけ高速の下りでは身体への負担が大きくなります。登りと加速を武器にレースを走る方から、週末にトレイルライドを楽しむ方まで幅広くおすすめできるマウンテンバイクです。

まとめ

この記事では、Wilierというブランドの歴史や設計思想、フレームを支える独自テクノロジーを解説したうえで、日本で展開される現行の自転車を全モデル比較しました。カーボンロードからアルミ・スチールロード、TT/トライアスロン、グラベル、マウンテンまで、Wilierは走る場所を選ばず選択肢を用意しています

選び方の軸は3つに整理でき、1つ目は用途で、レースで勝ちにいくならFILANTE SLR ID2やVERTICALE SLR、ロングライド中心ならGARDA、初めてのカーボンロードならGRANTURISMO R TEAM DISCが候補になります。2つ目はフレーム素材のグレードで、HUS-MOD、HU-MOD、NHU-MODという並びがそのまま性格の違いを読み解く鍵です。3つ目は変速方式で、電動式専用のモデルを選ぶと後から機械式へ戻せない点は事前に押さえておきたいところです

オフロードならRAVE SLR ID2やRAVE SL、JENA、TT/トライアスロンならSUPERSONICA SLRやTURBINE SLR、TURBINE SL、MTBならURTA MAX SLRやURTA MAX SL、USMA SLというように、カテゴリごとに性格の違うモデルがそろっています。

サイズ選びとポジションだけは実車での確認が欠かせないため、日本総代理店の取扱店で実物にまたがって相談するのが確実です。気になるモデルが見つかったら、Wilierの自転車を扱う販売店へ早めに問い合わせてみてください。この記事が1台を選ぶ参考になれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

学生のころから自転車に親しみ、これまで複数ブランドのロードバイクやクロスバイクを実際に購入して乗り比べてきました。各モデルの機能や乗り味、選び方の違いを実購入者の目線で整理し、何を基準に選べばいいか迷う方に向けて『サイクルセレクト』を運営しています。

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