- RIDLEYの自転車はモデルが多くて、どれを選べばいいかわからない
- エアロロードやグラベルロードなど、RIDLEYのカテゴリごとの違いを知りたい
- 初めてのスポーツバイクにRIDLEYを選ぶなら、どのモデルが良い?
「RIDLEY(リドレー)」は1997年にベルギーで立ち上げられたロードバイクを主力とする自転車メーカーで、プロ選手から市民レーサーまで幅広く支持されるベルギー発の自転車ブランドです。石畳の多い過酷なレースを前提にしたカーボンフレームの設計と、耐久性と剛性、走行性能のバランスを重視した作りに定評があります。
この記事では、RIDLEYの特徴や独自テクノロジーをわかりやすく解説し、現行の自転車を全モデル比較します。用途別のおすすめモデルも紹介しますので、RIDLEYの自転車が気になっている人はぜひチェックしてください。
RIDLEYとは石畳で鍛えられたベルギーの自転車ブランド
RIDLEYとは、1997年にベルギーで誕生した自転車ブランドで、ロードバイクやグラベルロード、シクロクロスバイクのカーボンフレームに定評があります。自転車競技が根強い人気を誇るベルギーで、プロ選手の要望に応えながらラインナップを広げてきました。
日本ではミズタニ自転車株式会社がRIDLEYの国内正規代理店を務めています。公式サイトではエアロロードからシクロクロスまで、RIDLEYの自転車を用途別のカテゴリに分けて紹介しており、走り方に合わせてモデルを探しやすい構成です。
RIDLEYのブランドコンセプト
RIDLEYが本拠地とするベルギーは、石畳(パヴェと呼ばれる石を敷き詰めた路面)や雨、強風の中で行われるレースが多い国です。RIDLEYの自転車は、石畳を含む過酷なレースで使われることを前提に開発されてきました。
剛性を重視したRIDLEYの自転車は、踏み込んだ力が推進力に変わりやすく、スプリントや登坂でペダリングのロスを抑えられます。レースで機材を酷使するライダーや、1台の自転車を長く乗り続けたいサイクリストにとって、RIDLEYの設計方針は選ぶ理由になるでしょう。
RIDLEYの歴史・創業背景
RIDLEYの創業者ヨーキム・アーツは、1990年に19歳でフレーム製作と塗装を手がけるRACE PRODUCTION NVを設立しました。1997年には自社ブランドとしてRIDLEYを立ち上げ、ベルギーの自転車メーカーとして本格的に歩み始めています。
現行のトライアスロンバイク「TRITON FAST」も、自社の風洞実験施設でチューブ形状から細部まで検証を重ねて開発されました。RIDLEYの自転車を選ぶことは、フレーム製作から始まった30年以上の技術の積み重ねを手にすることでもあります。
RIDLEYのプロチームとの共同開発
RIDLEYは2005年のダヴィタモン・ロットをはじめ、2015〜2022年のロット・スーダルまで、ベルギーのロット系チームに長く自転車を供給してきました。シクロクロスでも2004年からフィデアを支援しており、ロードとシクロクロスの両方で実戦のデータを積み重ねています。
プロ選手が実戦で使った意見をもとに改良を重ねるため、RIDLEYの自転車はレースで求められる剛性やハンドリングの確かさを備えています。レース志向のライダーにとって、プロと同じ設計思想の機材を選べる点はRIDLEYならではの魅力です。
RIDLEYの特徴・強み
RIDLEYの強みは、エアロロード、オールラウンドロード、エンデュランス、トライアスロン・TT、グラベル、シクロクロスと、用途ごとに性格の異なる自転車を用意している点です。1台で何でもこなす万能型を目指すより、走る場所や出場するレースに合わせて最適なバイクを選べる構成になっています。
一方で、RIDLEYはGRIFNやKANZO ADVENTUREなど、コンポーネントまで組み付けた完成車も用意しています。初めてのスポーツバイクなら完成車から、パーツ構成までこだわりたいならフレーム販売から選ぶと、目的に合ったRIDLEYの自転車にたどり着きやすくなるでしょう。
RIDLEYの自転車の機能とテクノロジー
RIDLEYの自転車には、空気抵抗を減らすフレーム形状や、乗車姿勢を最適化するジオメトリー(フレーム各部の長さや角度の設計)など、プロレースで磨かれた独自技術が搭載されています。ここではRIDLEYの現行モデルに使われている独自テクノロジーのうち、空力とハンドリングにかかわる代表的な技術を解説します。
RIDLEYの自転車に搭載されている代表的な独自テクノロジーは、以下のとおりです。
- F-Steerer|ケーブルを完全内装するD型フォークコラム
- Diffuser Fork Crown|フォーククラウンで気流を整える
- Aero-To-Weight Tube Shapes|空力と軽さのバランス設計
- F-Tubing|あらゆる角度の風に強いカムテール形状
- Progressive Geometry|シート角76度を基準にした前乗りジオメトリー
F-Steerer|ケーブルを完全内装するD型フォークコラム
F-Steererは、RIDLEYが採用するD型断面のフォークコラム(ハンドルとフロントフォークをつなぐ軸)です。ブレーキホースや変速用のケーブルをハンドルまわりからフレーム内部へ通し、外から見えないように完全内装します。
ケーブルが風を受けなくなるため、RIDLEYのF-Steererはフロントまわりの空気抵抗を抑えながら、見た目の美しさも高めてくれます。ロードからグラベル、アルミの完成車まで幅広いRIDLEYの自転車に使われており、ブランドを代表する共通技術です。
Diffuser Fork Crown|フォーククラウンで気流を整える
Diffuser Fork Crownは、レーシングカーのディフューザー(車体下の気流を整えて抵抗を減らす部品)の考え方を取り入れた、RIDLEY独自のフォーククラウン(フォークの肩部分)の設計です。フォーククラウンの内側を流れる空気を速め、ダウンチューブ周辺で生まれる空気抵抗を抑えます。
巡航速度が上がるほど空気抵抗の影響は大きくなるため、RIDLEYのDiffuser Fork Crownは平坦路の高速巡航や、集団から抜け出す場面で効果を発揮します。ロードレースに加え、スピードの出るグラベルレースやシクロクロスで少しでも楽に速く走りたいライダーに役立つ技術です。
Aero-To-Weight Tube Shapes|空力と軽さのバランス設計
Aero-To-Weight Tube Shapesは、空力性能と軽さのバランスを重視したRIDLEY独自のチューブ設計です。エアロ形状を突き詰めるとチューブが大きく重くなりやすいため、RIDLEYは軽さを犠牲にしない範囲で空気抵抗を減らす形状を追求しています。
空力と軽さのどちらかに偏らないため、RIDLEYのAero-To-Weight Tube Shapesを採用したモデルは、登り坂でも平坦路でも走りやすい自転車に仕上がります。山岳と平坦が混在するロードレースや、アップダウンの多いグラベルコースを走るライダーにおすすめの技術です。
F-Tubing|あらゆる角度の風に強いカムテール形状
F-Tubingは、RIDLEYが採用するカムテール形状(翼断面の後端を切り落としたような形)のチューブ設計です。従来のティアドロップ形状(涙のしずく型)は正面からの風に強い一方、斜めから吹く横風では空力効果が落ちやすいという弱点がありました。
さらにRIDLEYは、チューブ表面の計算された位置に凹みを設けて小さな乱気流を起こし空気抵抗を減らす「F-Surface Plus」や、ホイールの回転で生じるフォーク周辺の乱気流を抑える「F-Wings」も開発しました。F-TubingとF-Surface Plus、F-Wingsを組み合わせたRIDLEYのモデルは、フレーム全体で空気の流れを整えています。
横風を受けやすい海沿いのコースや、単独で風を受け続けるタイムトライアルでは、RIDLEYのF-Tubingによる空力の差が脚の余裕につながります。高速巡航で少しでもタイムを縮めたいライダーにおすすめの技術です。
Progressive Geometry|シート角76度を基準にした前乗りジオメトリー
Progressive Geometryは、プロ選手のあいだで広がる前乗りポジションに合わせて、シート角(シートチューブの傾き)を立てたRIDLEYのジオメトリーです。RIDLEYのエンジニアは76度のシート角を平均値と判断し、2025年1月に世界初となるシート角の基準として採用しました。
前乗りのポジションは、平坦路を高いスピードで巡航する場面や、スプリントでペダルを強く踏み込む場面で力を発揮します。RIDLEYのProgressive Geometryは、低い前傾姿勢を保ちながらパワーを出し切りたいレース志向のライダーにおすすめです。
RIDLEYの自転車の全種類の違いを比較
ここではRIDLEYの自転車の全モデルの種類と違いを解説します。日本公式サイトに掲載されている現行モデルを、エアロロードやグラベルロードなど用途別のグループに分け、グループごとの比較表とモデル詳細を順に紹介します。
RIDLEYの自転車を、エアロロードからシクロクロスまで以下の7カテゴリ別に紹介します。
- エアロロード|NOAHシリーズ
- オールラウンドロード|FALCNシリーズ
- エンデュランス・オールロード|GRIFN・Fenix・YUNGSTR
- トライアスロン・TTバイク|TRITON FAST・DEAN FAST DISC
- レース向けグラベルロード|ASTR・KANZO FAST
- アドベンチャーグラベルロード|KANZO ADVENTUREシリーズ
- シクロクロスバイク|X-NIGHTシリーズ
エアロロード|NOAHシリーズ
NOAHシリーズは、UCI(国際自転車競技連合)の規定の範囲で空力を突き詰めた、RIDLEYのエアロロード(空気抵抗の少なさを重視したロードバイク)です。平坦路やスプリントで速さを求めるレーサー向けのグループで、フラッグシップとセカンドグレードの違いを比較表と各モデルの解説で紹介します。
| モデル名 | グレード | フレーム素材 | 対応コンポーネント | 完成車参考重量 | 最大タイヤ幅 |
|---|---|---|---|---|---|
| NOAH FAST 3.0 | フラッグシップ | Elite カーボン | 電動のみ(Di2/AXS/EPS) | 7.7kg | 34mm(700c) |
| NOAH 3.0 | セカンドグレード | Essential カーボン | 機械式+電動 | 8.0kg | 34mm(700c) |
NOAH FAST 3.0

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | NOAH FAST 3.0 |
| カテゴリ | エアロロード |
| フレーム素材 | Elite カーボン |
| 最大タイヤ幅 | 34mm(700c) |
| 対象レベル/用途 | プロ・上級レーサー |
「NOAH FAST 3.0」は、RIDLEY史上最速をうたうフラッグシップのエアロロードです。UCIの新しい「8:1ルール」(チューブの縦横比を8対1以内に収める規定)の上限まで使ってチューブ形状を最適化し、前面投影面積を最小限に抑えました。
平坦基調のロードレースや集団での高速巡航では、空気抵抗の少なさが終盤の脚の余裕を生みます。勾配7%を超える山岳コースは軽いFALCN RSが有利だと公式も説明しており、電動変速(電気信号でギアを切り替える仕組み)専用のフレーム販売で数量限定のUno-X Teamカラーもそろう、平坦レースの上級者におすすめのRIDLEYのエアロロードです。
NOAH 3.0

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | NOAH 3.0 |
| カテゴリ | エアロロード |
| フレーム素材 | Essential カーボン |
| 最大タイヤ幅 | 34mm(700c) |
| 対象レベル/用途 | 本格志向の中級者 |
「NOAH 3.0」は、NOAH FAST 3.0の技術を受け継いだRIDLEYのセカンドグレードのエアロロードです。フレームにはEssentialカーボンを使い、上位モデルと比べたフレーム重量の増加をSサイズで160gに抑えながら、同レベルのエアロ性能と剛性を確保しました。
エアロロードの速さを味わいながら、パーツ構成を柔軟に選びたい中級者にNOAH 3.0はおすすめです。初めての本格レーサーとしてRIDLEYのエアロロードを検討しているライダーにも向いています。
オールラウンドロード|FALCNシリーズ
FALCNシリーズは、軽さと空力、剛性のバランスをとったRIDLEYのオールラウンドロードです。ヒルクライムやアップダウンの多いコースまで1台でこなしたいライダー向けのグループで、比較表の後にフラッグシップとセカンドグレードの詳細を紹介します。
| モデル名 | グレード | フレーム素材 | 対応コンポーネント | 完成車参考重量 | 最大タイヤ幅 |
|---|---|---|---|---|---|
| FALCN RS | フラッグシップ | Elite カーボン | 電動のみ(Di2/AXS/EPS) | 7.4kg | 34mm(700c) |
| FALCN | セカンドグレード | Essential カーボン | 機械式+電動 | 7.9kg | 34mm(700c) |
FALCN RS

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | FALCN RS |
| カテゴリ | オールラウンドロード |
| フレーム素材 | Elite カーボン |
| 最大タイヤ幅 | 34mm(700c) |
| 対象レベル/用途 | 山岳〜平坦の上級者 |
「FALCN RS」は、RIDLEYのオールラウンドロードのフラッグシップで、ウノエックス・モビリティの選手がレースで使用しているモデルです。フレーム重量はSサイズで816g(未塗装)と、RIDLEYの現行ラインナップで最も軽い設計に仕上がっています。
山岳ステージのあるレースやヒルクライム、長距離のロングライドまで、FALCN RSは軽さを武器に幅広い場面で活躍します。電動変速専用のフレーム販売で数量限定のUno-X Teamカラーもあり、1台で山も平坦も攻めたい上級者におすすめのRIDLEYのロードバイクです。
FALCN

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | FALCN |
| カテゴリ | オールラウンドロード |
| フレーム素材 | Essential カーボン |
| 最大タイヤ幅 | 34mm(700c) |
| 対象レベル/用途 | 本格志向の中級者 |
「FALCN」は、FALCN RSの技術を受け継いだRIDLEYのセカンドグレードのオールラウンドロードです。Essentialカーボンを使いながらヘッドの上部径を1-1/4インチに太くして剛性を補い、上位モデルと比べたフレーム重量の増加をSサイズで140gに抑えました。
ロードレースやヒルクライムに本格的に取り組みたい人や、自分好みのパーツ構成でRIDLEYのロードバイクを組みたい中級者に、FALCNはおすすめできるモデルです。
エンデュランス・オールロード|GRIFN・Fenix・YUNGSTR
舗装路の速さと未舗装路の走破性を両立するオールロードと、長距離や石畳を快適に走るエンデュランスロードをまとめたRIDLEYの自転車のグループです。通勤からロングライド、軽いグラベルまで楽しみたい人向けで、完成車とフレーム販売のモデルが混在する点を比較表で確認できます。
| モデル名 | 販売形態 | フレーム素材 | コンポーネント | 最大タイヤ幅 | 対象レベル/用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| GRIFN RS | フレーム販売(Bike Craft対応) | Elite カーボン | 機械式1x+電動 | 42mm(1x)/38mm(2x) | 舗装/未舗装の上級者 |
| Fenix SLiC | フレーム販売 | 30T/24T HM UD カーボン | 機械式+電動 | 28mm(700c) | 舗装路重視レーサー |
| GRIFN | 完成車販売 | Essential カーボン | SHIMANO 105(機械式) | 40mm(1x)/38mm(2x) | 通勤〜ロングライド |
| YUNGSTR | 完成車販売 | Essential カーボン | SHIMANO 105(機械式) | 34mm(700c)/38mm(650B) | 小柄なライダー |
| GRIFN A | 完成車販売 | アルミ(6061-T6) | SHIMANO CUES(機械式) | 40mm(1x)/38mm(2x) | エントリー層 |
GRIFN RS

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | GRIFN RS |
| カテゴリ | オールロード |
| フレーム素材 | Elite カーボン |
| 最大タイヤ幅 | 42mm(1x)/38mm(2x) |
| 対象レベル/用途 | 舗装/未舗装の上級者 |
「GRIFN RS」は、より軽く速く、より多用途に進化したRIDLEYのオールロードの最上位モデルです。Eliteカーボンの採用でGRIFNよりSサイズで111g軽く仕上げ、フレーム販売(Bike Craft対応)で展開しています。
D型シートポストやトップチューブのストレージマウントも備え、舗装路のスピードを保ったままグラベルレースやロングライドに挑みたい上級者に、GRIFN RSはおすすめのRIDLEYのオールロードです。
Fenix SLiC

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Fenix SLiC |
| カテゴリ | エアロエンデュランス |
| フレーム素材 | 30T/24T HM UD カーボン |
| 最大タイヤ幅 | 28mm(700c) |
| 対象レベル/用途 | 舗装路重視レーサー |
「Fenix SLiC」は、石畳のクラシックレースでプロ選手を支えたFenixをベースに、エアロ性能を取り入れたRIDLEYのエアロエンデュランスレーサーです。日本公式サイトでは「Other」枠に、フレーム販売のモデルとして掲載されています。
荒れた舗装路でも疲れにくいレーサーを求める人や、グランフォンド(長距離を走るサイクリングイベント)で速さと快適性を両立したいライダーに、Fenix SLiCはおすすめのRIDLEYのロードバイクです。
GRIFN

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | GRIFN |
| カテゴリ | オールロード |
| フレーム素材 | Essential カーボン |
| 最大タイヤ幅 | 40mm(1x)/38mm(2x) |
| 対象レベル/用途 | 通勤〜ロングライド |
「GRIFN」は、舗装路ではロードバイクの速さ、未舗装路ではグラベルロードの快適さを備えたRIDLEYのオールロード完成車です。Essentialカーボンのフレームに、SHIMANO 105(機械式12速)のコンポーネントを組み合わせ、完成車参考重量はSサイズで9.1kgに収まっています。
カーボンフレームの自転車で通勤からロングライド、グラベルまで幅広く楽しみたい人に、GRIFNはおすすめのRIDLEYのオールロードです。パーツ選びの手間がかからない完成車なので、スポーツバイクの経験が浅い人でも購入後すぐに走り出せます。
YUNGSTR

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | YUNGSTR |
| カテゴリ | オールロード(小柄向け) |
| フレーム素材 | Essential カーボン |
| 最大タイヤ幅 | 34mm(700c)/38mm(650B) |
| 対象レベル/用途 | 小柄なライダー |
「YUNGSTR」は、身長150cm前後の小柄なサイクリストに向けてゼロから設計された、RIDLEYのカーボン製オールロード完成車です。2026年9月に日本公式サイトで公開された新モデルで、既存モデルのジオメトリーを縮めて流用せず、小柄な体格に合わせた専用設計を採用しました。
体格に合うロードバイクがなかなか見つからなかった小柄な女性や、ジュニア・中高生のライダーに、YUNGSTRはおすすめのRIDLEYの自転車です。完成車として販売されているため、パーツを選ぶ手間なく体格に合ったカーボンバイクを手に入れられます。
GRIFN A

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | GRIFN A |
| カテゴリ | オールロード(アルミ) |
| フレーム素材 | アルミ(6061-T6) |
| 最大タイヤ幅 | 40mm(1x)/38mm(2x) |
| 対象レベル/用途 | エントリー層 |
「GRIFN A」は、GRIFNの機能と汎用性を受け継ぎながら、トリプルバテッド(チューブの肉厚を3段階に変えて軽さと強度を両立する加工)の6061-T6アルミフレームを採用したRIDLEYのオールロード完成車です。2026年9月に公開された新モデルで、フォークにはフルカーボン、コンポーネントにはSHIMANO CUES(2×10速)を採用しています。
初めてのスポーツバイクとしてRIDLEYを選びたい人や、通勤・通学から週末のサイクリングまで気軽に使いたいエントリーユーザーに、GRIFN Aはおすすめです。舗装路に慣れた後は太めのタイヤに履き替え、未舗装路まで走りの幅を広げられます。
トライアスロン・TTバイク|TRITON FAST・DEAN FAST DISC
エアロポジション(前傾を深くして空気抵抗を減らす姿勢)を長く保ち、単独走で最大の巡航速度を出すためのRIDLEYの自転車のグループです。トライアスロン用とタイムトライアル(一定の距離を単独で走りタイムを競う種目)用で設計の狙いが異なるため、比較表で種目ごとの違いを確認できます。
| モデル名 | 種目 | フレーム素材 | 対応コンポーネント | BB規格 | 最大タイヤ幅 |
|---|---|---|---|---|---|
| TRITON FAST | トライアスロン | Elite カーボン | 電動のみ(Di2/AXS) | BB86 | 34mm(700c) |
| DEAN FAST DISC | タイムトライアル | Elite カーボン | 電動のみ(Di2/AXS/EPS) | PF30 | F30mm/R32mm |
TRITON FAST

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | TRITON FAST |
| カテゴリ | トライアスロン |
| フレーム素材 | Elite カーボン |
| 最大タイヤ幅 | 34mm(700c) |
| 対象レベル/用途 | トライアスリート |
「TRITON FAST」は、2024年・2025年のIRONMAN 70.3世界チャンピオン、イエレ・ヘーンス選手の協力を得て開発された、RIDLEY史上初のトライアスロンバイクです。2026年9月に公開された新モデルで、フレーム販売で展開され、フレーム重量はSサイズで1,325gに収まっています。
長めのリーチと高めのヘッドチューブでエアロポジションを長時間維持しやすく、オプションの給水システムを使えばフォームを崩さずに水分補給ができます。アイアンマンやミドルディスタンスのトライアスロンで自己ベストを狙うトライアスリートに、TRITON FASTはおすすめのRIDLEYのバイクです。
DEAN FAST DISC

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | DEAN FAST DISC |
| カテゴリ | タイムトライアル |
| フレーム素材 | Elite カーボン |
| 最大タイヤ幅 | F30mm/R32mm |
| 対象レベル/用途 | TT競技志向ライダー |
「DEAN FAST DISC」は、RIDLEYの第4世代にあたるタイムトライアルバイクです。UCIの8:1ルールに合わせてチューブ形状を最適化しており、フレーム販売のSサイズのみで展開されています。
UCIルールのもとで行われるタイムトライアルや、ロードレースのTTステージに出場する競技志向のライダーに、DEAN FAST DISCはおすすめのRIDLEYのTTバイクです。
レース向けグラベルロード|ASTR・KANZO FAST
荒れた未舗装路を高速で走り切るための、RIDLEYのレース向けグラベルロード(未舗装路の走行を想定した太いタイヤのロードバイク)のグループです。軽さと空力のバランスを重視したASTRシリーズと、空力を突き詰めたKANZO FASTで設計の考え方が異なるため、比較表と各モデルの解説で違いを確認できます。
| モデル名 | グレード | フレーム素材 | 対応コンポーネント | 完成車参考重量 | 最大タイヤ幅 |
|---|---|---|---|---|---|
| ASTR RS | フラッグシップ | Elite カーボン | 電動のみ(Di2/AXS) | 8.0kg | 52mm(1x)/47mm(2x) |
| KANZO FAST | – | Elite カーボン | 機械式1x+電動 | 8.2kg | 42mm(700c) |
| ASTR | セカンドグレード | Essential カーボン | 機械式+電動 | 8.3kg | 52mm(1x)/47mm(2x) |
ASTR RS

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ASTR RS |
| カテゴリ | グラベルロード(レース) |
| フレーム素材 | Elite カーボン |
| 最大タイヤ幅 | 52mm(1x)/47mm(2x) |
| 対象レベル/用途 | グラベルレース上級者 |
「ASTR RS」は、RIDLEYのグラベルロードのフラッグシップにあたる、オールラウンドなパフォーマンスグラベルバイクです。Sサイズで862gのフレーム重量と、最大52mm(フロントダブルは47mm)のワイドタイヤ対応を両立しました。
グラベルレースで上位を狙う人や、長距離のグラベルイベントを軽いバイクで走り切りたい上級者に、ASTR RSはおすすめです。電動変速専用のフレーム販売で、フロントシングルとダブルを選べる点もRIDLEYのグラベルレーサーらしい仕様といえます。
KANZO FAST

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | KANZO FAST |
| カテゴリ | エアログラベル |
| フレーム素材 | Elite カーボン |
| 最大タイヤ幅 | 42mm(700c) |
| 対象レベル/用途 | 高速グラベル志向 |
「KANZO FAST」は、エアロロードの技術を受け継ぎ、オフロード60%・オンロード40%の走行を想定して開発されたRIDLEYのエアログラベルレーサーです。フレーム販売(Bike Craft対応)で、太いタイヤを通すためにフロントはシングル専用設計になっています。
舗装区間も多い高速グラベルレースで空力を武器にしたい人や、未舗装路でもエアロロードのような巡航を楽しみたい人に、KANZO FASTはおすすめのRIDLEYのグラベルロードです。
ASTR

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ASTR |
| カテゴリ | グラベルロード(レース) |
| フレーム素材 | Essential カーボン |
| 最大タイヤ幅 | 52mm(1x)/47mm(2x) |
| 対象レベル/用途 | グラベル中級者 |
「ASTR」は、ASTR RSの技術を受け継いだRIDLEYのセカンドグレードのグラベルロードです。Essentialカーボンを使い、上位モデルと比べたフレーム重量の増加をSサイズで226gに抑えながら、同レベルのエアロ性能と剛性を実現しました。
グラベルレースやイベントに本格的に挑戦したい中級者や、パーツ構成を自分で選んで組みたい人に、ASTRはおすすめのRIDLEYのグラベルロードです。ASTR RSと同じ最大52mmのタイヤに対応するため、レースに加えて荒れた林道のロングライドにも活躍の場を広げられます。
アドベンチャーグラベルロード|KANZO ADVENTUREシリーズ
シングルトラック(人ひとりが通れる幅の未舗装の細道)や長距離のバイクパッキング(自転車にバッグを付けて荷物を積んで走る旅)を想定した、RIDLEYのアドベンチャーグラベルロードのグループです。レース向けグラベルよりMTB寄りのジオメトリーと豊富なマウントを備え、比較表でカーボンとアルミの違いを確認できます。
| モデル名 | 販売形態 | フレーム素材 | コンポーネント | 完成車重量 | 最大タイヤ幅 |
|---|---|---|---|---|---|
| KANZO ADVENTURE | 完成車販売 | Elite カーボン | SHIMANO GRX(機械式1x) | 9.3kg | 53mm(700c)/29×2.1 |
| KANZO ADVENTURE A | 完成車販売 | アルミ(6061-T6) | SHIMANO CUES(機械式2x) | 11.0kg | 53mm(1x)/47mm(2x) |
KANZO ADVENTURE

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | KANZO ADVENTURE |
| カテゴリ | アドベンチャーグラベル |
| フレーム素材 | Elite カーボン |
| 最大タイヤ幅 | 53mm(700c)/29×2.1 |
| 対象レベル/用途 | バイクパッキング志向 |
「KANZO ADVENTURE」は、RIDLEYの自転車の中で最も走破性を重視したアドベンチャーグラベルロードで、Eliteカーボンフレームの完成車です。SHIMANO GRX RX820(1×12速)を搭載してフロントはシングル専用設計とし、完成車参考重量はSサイズで9.3kgです。
林道やシングルトラックを含むロングライドや、荷物を積んだバイクパッキングの旅を楽しみたい人に、KANZO ADVENTUREはおすすめのRIDLEYのグラベルロードです。
KANZO ADVENTURE A

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | KANZO ADVENTURE A |
| カテゴリ | アドベンチャーグラベル(アルミ) |
| フレーム素材 | アルミ(6061-T6) |
| 最大タイヤ幅 | 53mm(1x)/47mm(2x) |
| 対象レベル/用途 | グラベル入門者 |
「KANZO ADVENTURE A」は、KANZO ADVENTUREの機能性と汎用性を受け継ぎ、トリプルバテッド6061-T6アルミフレームを採用したRIDLEYのアドベンチャーグラベル完成車です。2026年9月に公開された新モデルで、SHIMANO CUES(2×10速)を搭載し、完成車重量はXSサイズで11.0kgとなっています。
初めてのグラベルロードで未舗装路デビューしたい人や、キャンプツーリングなど荷物を積んで走りたいエントリーユーザーに、KANZO ADVENTURE Aをおすすめします。
シクロクロスバイク|X-NIGHTシリーズ
シクロクロス(未舗装の周回コースで障害物を担いで越えながら走るレース)に特化した、RIDLEYのレーシングシクロクロスのグループです。2004年からシクロクロスチームを支えてきたRIDLEYらしく、担ぎやすさや泥はけの良さ、鋭いハンドリングを備えたモデルがそろっており、比較表の後に各モデルの詳細を紹介します。
| モデル名 | グレード | フレーム素材 | 対応コンポーネント | BB規格 | 最大タイヤ幅 |
|---|---|---|---|---|---|
| X-NIGHT RS | フラッグシップ | Elite カーボン | 電動のみ(Di2/AXS/EPS) | BB86 | 36mm(700c) |
| X-NIGHT | セカンドグレード | Essential カーボン | 機械式+電動 | BB86 | 36mm(700c) |
X-NIGHT RS

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | X-NIGHT RS |
| カテゴリ | シクロクロス |
| フレーム素材 | Elite カーボン |
| 最大タイヤ幅 | 36mm(700c) |
| 対象レベル/用途 | シクロクロス競技者 |
「X-NIGHT RS」は、エアロ性能を取り入れた第5世代のシクロクロスレーサーで、RIDLEYのシクロクロスのフラッグシップです。フレーム重量はSサイズで860gと軽く、電動変速専用のフレーム販売(Bike Craft対応)で展開されています。
最大36mmのタイヤクリアランスを備えたX-NIGHT RSは、シクロクロスのレースで上位を目指す競技者や、エアロ性能まで求めるハイレベルなレーサーにおすすめのRIDLEYのシクロクロスバイクです。
X-NIGHT

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | X-NIGHT |
| カテゴリ | シクロクロス |
| フレーム素材 | Essential カーボン |
| 最大タイヤ幅 | 36mm(700c) |
| 対象レベル/用途 | シクロクロス入門者 |
「X-NIGHT」は、X-NIGHT RSの技術を受け継いだRIDLEYのセカンドグレードのシクロクロスフレームで、UCIの機材認証を取得しています。2026年9月に公開された新モデルで、上位モデルと比べたフレーム重量の増加をSサイズで110gに抑えつつ、同等レベルの剛性と快適性を実現しました。
初めてシクロクロスレースに参戦したい人や、ロード以外の競技に挑戦したいサイクリストに、X-NIGHTはおすすめのRIDLEYのシクロクロスバイクです。UCIの機材認証を取得しているため、UCI公認レースへの出場を見据えたステップアップにも対応できます。
まとめ|RIDLEYの自転車は走る場所と用途で選ぶ
この記事では、ベルギー生まれのRIDLEYの特徴や独自テクノロジーを解説し、エアロロードからシクロクロスまで現行の自転車を全モデル比較しました。RIDLEYは耐久性と剛性、走行性能のバランスを軸に、用途ごとに性格の異なるバイクを用意しています。
初めての1台ならGRIFN AやYUNGSTRなどの完成車、パーツにこだわるならフレーム販売とBike Craftという選び方がおすすめです。国内正規販売店で試乗やサイズ相談をしたうえで、自分の走り方に合うRIDLEYの自転車を選ぶ参考になれば嬉しいです。


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