- オルベアの自転車は種類が多くて、どのモデルを選べばいいかわからない
- ロードもMTBも扱っているけれど、モデルごとに何が違うのか知りたい
- 初めてのスポーツ自転車でも失敗しないオルベアのモデルはどれ?
「オルベア」は1840年創業のスペイン・バスク地方を拠点とする総合自転車メーカーで、ロードからMTB、eバイクまでを自社で手がける欧州有数の自転車ブランドです。カテゴリーごとに用意された専用設計のフレームと、カスタムオーダー「MyO」による1台ごとの作り分けに定評があります。
この記事では、オルベアの特徴や独自テクノロジーをわかりやすく解説し、現行の自転車を全モデル比較します。カテゴリー別のおすすめモデルも紹介しますので、オルベアの自転車が気になっている人はぜひチェックしてください。
オルベアとはスペイン・バスク発の総合スポーツ自転車ブランド
オルベア(ORBEA)は、スペイン・バスク地方を拠点に1840年から続く総合スポーツ自転車ブランドです。ロードバイクからグラベルバイク、マウンテンバイク、eバイクまでを自社で設計し、いずれのカテゴリーにも専用のフレームを用意しています。
企業の形態も特徴的で、従業員が出資して経営に参加する協同組合として運営されています。バスクの本社工場で組み立てと品質テストを行い、レースの現場で得た知見を市販モデルへ反映する体制が続いてきました。
オルベアのブランドコンセプト
オルベアは「本物を求めるサイクリストへ贈る、特別な1台」という考え方を掲げ、機能性と品質を伴った自転車をすべてのジャンルで供給する方針を取っています。用途を絞り込んだ専用設計を並べることで、乗り手が目的から選び切れるラインナップです。
カテゴリーとグレードの両方で選択肢が用意されているため、オルベアの自転車は「まず用途、次に素材と仕上げ」という順番で絞り込めます。初めてスポーツ自転車を買う人でも、走る場所さえ決まっていれば候補は数モデルまで自然と狭まります。
オルベアの歴史・創業背景
オルベアは1840年、スペイン・バスク地方でオルベア兄弟が武器と鋼管の製造を始めたことに端を発するブランドです。金属加工で培った技術を土台に、1920年には自転車製造へと事業の柱を移しました。
自転車製造へ転換してから100年以上、オルベアはロードレースの現場に機材を供給し続けてきました。長い歴史を持つブランドだからこそ、フレーム形状の刷新やグレード整理といった変更も、過去の設計との連続性を保ったまま進められています。
オルベアの特徴・強み
オルベアの強みは、カスタムオーダー「MyO」による1台ごとの作り分け、フレームグレードを明確に分けた製品設計、自社グループのホイールブランドOQUOとの組み合わせという3点に集約されます。既製の完成車を並べるだけでなく、乗り手側の条件に合わせて仕上げを変えられる点が、オルベアの製品づくりの軸です。
プロチームへの供給実績も長く、レースで使われた形状や剛性バランスは、市販モデルへ順に反映されてきました。オルベアの自転車には、競技用として検証された設計がグレードを問わず共有されています。
オルベアの日本での展開
オルベアの日本市場への本格参入は、2019年にサイクルクリエーションと国内正規輸入代理店契約を結んだところから動き出しました。2025年には「オルベア・ジャパン」が設立され、国内でのラインナップ拡充とサポート体制の整備が進んでいます。
購入とサポートは正規取扱店を通す形になり、サイズ選びやMyOのオーダーも店頭で相談できます。オルベアの自転車を検討するなら、実車のサイズを確認できる正規取扱店に足を運ぶのが確実です。
オルベアの機能とテクノロジー
オルベアの自転車は、同じモデル名でも素材とグレードによって性格が変わります。カタログの型番やオプションの意味がわかると、候補を数モデルまで一気に絞り込めるようになります。
オルベアの自転車を特徴づける代表的な機能・テクノロジーは、以下の5つです。
- MyO|1台ごとに色とサイズを選べるカスタムオーダー
- OMX/OMRカーボン|2段階に整理されたフレームグレード
- OQUO|オルベアグループが手がけるカーボンホイール
- OCコックピット|ステム一体型ハンドルによる空力と軽量化
- RSチューン|eバイクを「操る楽しさ」に振ったアシスト設計
MyO|1台ごとに色とサイズを選べるカスタムオーダー
MyOは、オルベアが用意しているカスタムオーダープログラムです。フレームカラーやロゴ、アクセントカラーを注文時に指定でき、同じモデルでも1台ごとに違う仕上がりにできます。
完成車を買ってからハンドルやステムを交換する手間が省けるため、体格が標準的なサイズから外れているライダーほどMyOの効果は大きくなります。オルベアの自転車を長く乗る前提で選ぶなら、最初からMyOで詰めておく買い方がおすすめです。
OMX/OMRカーボン|2段階に整理されたフレームグレード
OMXとOMRは、オルベアがカーボンフレームに与えている2つのグレード名です。上位のOMXとセカンドグレードのOMRでは使用するカーボン素材と積層設計が異なり、同じモデル名でも重量と走りの性格が変わります。
アルミフレームのモデルには型番の頭にHが付き、カーボンのMやOMXと見分けられるようになっています。オルベアのカタログを見るときは、モデル名の後ろに続くこの記号を先に確認するのが近道です。
OQUO|オルベアグループが手がけるカーボンホイール
OQUOは、オルベアグループから生まれたホイールブランドで、独自設計のカーボンリムを採用しています。完成車へ最初から組み合わされる形で供給され、フレームとの相性を含めて詰められた状態で届く点が利点です。
ホイールを後から買い替える前提で完成車を選ぶ必要が薄く、納車された状態から素性の良い足回りで走り出せます。オルベアの上位モデルを選ぶ理由のひとつが、OQUOのホイールが最初から組まれている点です。
OCコックピット|ステム一体型ハンドルによる空力と軽量化
OCコックピットは、オルベアが自社で手がけるハンドルまわりのパーツ群です。2026年モデルのORCAではステム一体型ハンドル「OC SH RA10」が採用され、ステム100mm/ハンドル幅380mmの仕様で313gに収まっています。
ORCA AEROではハンドルサイズが多数用意され、スペーサーやシートポストのオフセット違いと組み合わせてポジションを詰められます。一体型は後からステム長だけを変えにくいため、オルベアの上位ロードを選ぶときは購入前のフィッティングが重要です。
RSチューン|eバイクを「操る楽しさ」に振ったアシスト設計
オルベアのeバイクは、モーター出力の数値を競うのではなく、車体の挙動とアシストの出方を合わせ込む方向でチューニングされています。ペダルを踏んだときのアシストの立ち上がりを、フレームのジオメトリーやサスペンションの動きと揃える考え方です。
日本仕様のeバイクはアシストが24km/hで終了する法規対応となるため、そこから上の速度域では車体の素性がそのまま出ます。オルベアのeバイクが車体側の作り込みを重視しているのは、アシストが切れた後も気持ちよく走らせるためです。
オルベアの自転車全モデルの種類と違いを比較
オルベアの自転車は、走る路面と目的でカテゴリーがはっきり分かれています。ロードバイクとグラベルバイク、マウンテンバイク、eバイクの4グループに分けて、グループごとの比較表とモデル解説を順に紹介します。
オルベアの自転車は用途によって4つのグループに分かれるため、以下のカテゴリ別に解説します。
- ロードバイク・TTバイク
- グラベルバイク
- マウンテンバイク
- eバイク
ロードバイク・TTバイク
舗装路を走るためのグループで、軽さのORCA、速さのORCA AERO、競技専用のORDU、快適性のAVANTという役割分担になっています。同じロードバイクでも狙う速度域と乗車姿勢が異なるため、比較表でフレーム素材と重量、タイヤクリアランスを見比べてから、各モデルの詳細を確認してください。
| モデル名 | カテゴリー | フレーム | フレーム重量 | タイヤクリアランス | 想定シーン |
|---|---|---|---|---|---|
| ORCA | 軽量オールラウンドロード | OMXカーボン/OMRカーボン | OMX 750g/OMR 1,030g | – | ヒルクライム〜オールラウンド |
| ORCA AERO | エアロロード | OMXカーボン | 約900g | 37mm | 平坦・高速巡航 |
| ORDU | TT/トライアスロン | OMXカーボン | – | – | TT/トライアスロン競技 |
| AVANT | エンデュランスロード | アルミ(トリプルバテッド)+カーボンフォーク | – | 35mm(泥除け併用32mm) | ロングライド/通勤 |
ORCA

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ORCA |
| カテゴリー | 軽量オールラウンドロード |
| フレーム | OMXカーボン/OMRカーボン |
| 特徴スペック | フレーム重量OMX 750g/OMR 1,030g |
| 想定シーン | ヒルクライム〜オールラウンド |
「ORCA」は、オルベアのロードラインの中核を担う軽量オールラウンドロードで、第7世代へと進化した最新モデルです。上りで効く軽さと、下りや高速域での安定感を同時に狙った性格づけです。
2026年モデルではステム一体型ハンドル「OC SH RA10」とホイールが刷新され、ケーブル類をまとめたすっきりした前まわりに仕上がりました。斜度の変化が続く峠道でも、車体の軽さがそのままペースの維持につながります。
ヒルクライムやアップダウンの多いロングライドを主戦場にする人、レースからロングライドまで1台でこなしたい人におすすめのオルベアのロードバイクです。MyOで色とパーツサイズを詰められるため、長く付き合う車体を仕立てたい層にも適しています。
ORCA AERO

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ORCA AERO |
| カテゴリー | エアロロード |
| フレーム | OMXカーボン |
| 特徴スペック | 50km/hで最大21W削減 |
| 想定シーン | 平坦・高速巡航 |
「ORCA AERO」は、平坦と高速域に照準を合わせたオルベアのエアロロードです。軽さを担うORCAに対して、こちらは空気抵抗を削って速度を保つ役割を受け持ちます。
タイヤクリアランスは最大37mmまで確保され、荒れた舗装路でも太めのタイヤで対応できます。完成車6モデルとフレームセットが用意され、全モデルがMyOに対応します。
平坦基調のレースを走るライダー、トライアスロンのバイクパートで速度を維持したい人におすすめです。グループライドで先頭を引く機会が多い人ほど、21Wという数字の効き目を体感しやすいモデルになります。
ORDU

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ORDU |
| カテゴリー | TT/トライアスロン |
| フレーム | OMXカーボン |
| 特徴スペック | DHバー込みの空力パッケージ |
| 想定シーン | TT/トライアスロン競技 |
「ORDU」は、タイムトライアルとトライアスロンに専用設計されたオルベアの競技用バイクで、ロードバイクとは別物のポジションと空力を持ちます。単独走行で時計と戦うための機材という性格です。
国内ではM10i LTDやM20i LTD、M30i LTDといったグレードが流通しています。トライアスロンのレースを本格的に走る人、TT種目に取り組む競技志向のライダーにおすすめの選択肢です。
AVANT

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | AVANT |
| カテゴリー | エンデュランスロード |
| フレーム | アルミ(トリプルバテッド)+カーボンフォーク |
| 特徴スペック | タイヤクリアランス35mm(泥除け併用32mm) |
| 想定シーン | ロングライド/通勤 |
「AVANT」は、快適性と実用性を重視したオルベアのエンデュランスロードで、ロードラインの入口にあたるモデルです。長時間乗っても疲れにくいジオメトリーを軸に設計されました。
軽量カーボンモデルほど登りは軽くないものの、荒れた舗装路や長距離での乗り心地の良さが持ち味です。国内ではH30やH40、H40-D、H60といったグレードが流通しています。
これからロードバイクを始める人、通勤とロングライドを1台で兼ねたい人におすすめのオルベアのロードバイクです。フェンダーを付けて雨の日も走りたいライダーにも向いています。
グラベルバイク
未舗装路を含むルートを走るためのグループで、レース志向のTERRA RACEと積載志向のTERRAという2本立てです。タイヤクリアランスとマウントの数が性格の違いに直結するため、比較表で両モデルの数値を確認してから、それぞれの解説へ進むと違いがつかめます。
| モデル名 | カテゴリー | フレーム | タイヤクリアランス | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| TERRA RACE | レースグラベル | OMXカーボン | 45mm | フル内装ケーブル・UDH対応 |
| TERRA | アドベンチャーグラベル | カーボン(M)/アルミ(H) | 最大50mm(泥除け併用45mm) | 多点マウントで積載に対応 |
TERRA RACE

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | TERRA RACE |
| カテゴリー | レースグラベル |
| フレーム | OMXカーボン |
| タイヤクリアランス | 45mm |
| 特徴 | フル内装ケーブル・UDH対応 |
「TERRA RACE」は、グラベルレースに照準を合わせて設定されたオルベアのレースグラベルです。積載よりも速度を優先した性格で、グラベル2本立てのうち速さ側を受け持ちます。
積載用のマウントはTERRAほど多くなく、バイクパッキングを前提にすると物足りません。裏を返せば、荷物を積まずに走り切るレースやイベントでは、この割り切りがそのまま速さになります。
グラベルレースで順位を狙うライダー、未舗装区間を含むロングライドを速く走りたい人におすすめします。すでにロードバイクを持っていて、2台目にグラベルを追加したい層とも相性の良いモデルです。
TERRA

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | TERRA |
| カテゴリー | アドベンチャーグラベル |
| フレーム | カーボン(M)/アルミ(H) |
| タイヤクリアランス | 最大50mm(泥除け併用45mm) |
| 特徴 | 多点マウントで積載に対応 |
「TERRA」は、3代目でフルモデルチェンジを受けたオルベアのアドベンチャーグラベルで、快適性と積載性を軸に性格を振り直したモデルです。舗装路と未舗装路をまたいで長い距離を走ることを想定しています。
フレームはカーボンのMグレードとアルミのHグレードの2本立てで、走りの軽さを取るか、扱いやすさを取るかで選び分けられます。太いタイヤを履かせれば砂利道でも接地感が途切れにくく、未舗装路に慣れていないライダーでも落ち着いて走れます。
バイクパッキングやキャンプツーリングを楽しみたい人、通勤からロングライドまで1台でこなしたい人におすすめのグラベルバイクです。オルベアのグラベルで迷ったら、荷物を積むかどうかがTERRAとTERRA RACEの分かれ目になります。
マウンテンバイク
山を走るためのグループで、XCからエンデューロまでの守備範囲をフルサスペンションとハードテールで分担しています。リアトラベル量が増えるほど下りに強く、登りでは車重が効いてくる関係になるため、比較表でトラベル量を確認しながら各モデルの詳細を読み進めてください。
| モデル名 | カテゴリー | サスペンション形式 | フレーム | リアトラベル | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| OIZ | XCレース | フルサスペンション | OMXカーボン/OMRカーボン | 120mm | フレーム重量約1,700g(ショック込・M) |
| ALMA | XCハードテール | ハードテール | カーボン(M/OMX)/アルミ(H) | – | 軽さ重視のペダリング効率 |
| RALLON | エンデューロ | フルサスペンション | OMRカーボン | 170mm | Gravity Linkリンケージ・29er/ミュレット選択 |
| OCCAM LT | ロングトラベルトレイル | フルサスペンション | カーボン(M)/アルミ(H) | 150mm | フリップチップでジオメトリー調整可 |
| OCCAM SL | トレイル | フルサスペンション | カーボン(M)/アルミ(H) | 140mm | カーボンヨーク採用 |
| LAUFEY | トレイルハードテール | ハードテール | アルミ | – | シンプル構成で軽メンテナンス |
OIZ

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | OIZ |
| カテゴリー | XCレース |
| フレーム | OMXカーボン/OMRカーボン |
| リアトラベル | 120mm |
| 特徴 | フレーム重量約1,700g(ショック込・M) |
「OIZ」は、XCレースを走り切ることを目的としたオルベアのフルサスペンションMTBで、3年の開発期間を経てフルモデルチェンジを受けた最新世代です。オルベアのMTBラインのフラッグシップにあたります。
完成車8モデルとフレームセット1モデルが展開され、上位モデルはMyOにも対応します。120mmのストロークは木の根や小さな段差を吸収する量としては十分で、ハードテールでは足を取られる場面でも前へ進み続けられます。
XCレースに出る人、テクニカルな登りと下りの両方をこなす走り方をするライダーにおすすめです。ハードテールから乗り換えて走破性を上げたい層にとっても、扱いやすい選択肢になります。
ALMA

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ALMA |
| カテゴリー | XCハードテール |
| フレーム | カーボン(M/OMX)/アルミ(H) |
| リアトラベル | – |
| 特徴 | 軽さ重視のペダリング効率 |
「ALMA」は、オルベアのXC向けハードテールMTBで、ペダリング効率と軽さを最優先した構成です。フルサスペンションのOIZに対して、シンプルさと反応の速さで勝負するモデルにあたります。
国内ではカーボンのM-LTDやM-TEAM AXS、M-PROといった上位から、M20やM30、M50、アルミのH30まで幅広く流通しています。XCレースを軽い車体で走りたい人、林道やグラベル寄りのトレイルを主戦場にするライダーにおすすめします。可動部が少なくメンテナンスの手間を抑えられるため、MTBの1台目としても選びやすいモデルです。
RALLON

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | RALLON |
| カテゴリー | エンデューロ |
| フレーム | OMRカーボン |
| リアトラベル | 170mm(フォーク180mm) |
| 特徴 | Gravity Linkリンケージ・29er/ミュレット選択 |
「RALLON」は、急で荒れた下りを主戦場にするオルベアのエンデューロMTBで、MTBラインの中で最もトラベル量の多いモデルです。下る性能を最優先に設計されています。
深いストロークのおかげで岩の連続でも足を取られにくく、ラインを外しても車体が破綻しにくい一方、登りでは車重と寝たヘッドアングルが効いて機敏さは控えめです。標高差を自走で稼ぐ走り方より、リフトや車で登って下りに集中する使い方に合います。
エンデューロレースやバイクパークを走るライダー、山岳の本格的なダウンヒルに挑む人におすすめのオルベアのMTBです。下りの安心感を最優先したい経験者向けの構成といえます。
OCCAM LT

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | OCCAM LT |
| カテゴリー | ロングトラベルトレイル |
| フレーム | カーボン(M)/アルミ(H) |
| リアトラベル | 150mm(フォーク160mm) |
| 特徴 | フリップチップでジオメトリー調整可 |
「OCCAM LT」は、オルベアのトレイルバイクOCCAMを長めのトラベルへ振ったモデルで、下りの安心感と登坂性能のバランスを取った位置づけです。RALLONほど下りに尖らせず、1台で山を長く遊びたいライダーへ向けた設計になります。
フレームはカーボンのMグレードとアルミのHグレードの両方が選べる展開です。自走で登って下るという走り方をひととおりこなせる守備範囲の広さがあり、荒れた区間でも足つきに頼らず抜けられます。
荒れた下りを頻繁に走るトレイルライダー、エンデューロ入門を考えている人におすすめします。登りも下りも欲張りたい使い方に、素直に応えてくれるモデルです。
OCCAM SL

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | OCCAM SL |
| カテゴリー | トレイル |
| フレーム | カーボン(M)/アルミ(H) |
| リアトラベル | 140mm(前後) |
| 特徴 | カーボンヨーク採用 |
「OCCAM SL」は、効率とスピードに軸足を置いたオルベアのトレイルバイクで、距離を伸ばしながらトレイルを流す使い方に合わせて設計されています。OCCAM LTと同じ骨格を持ちながら、より軽快な性格に仕上げられました。
ペダルを踏んだときの加速がフルサスペンションとしては軽く、長い周回コースでも脚が削られにくい特性を持ちます。トレイルの入口から出口まで、テンポを落とさずに走り続けられる車体です。
トレイルを長い距離走りたい人、下りだけでなく登りの快適さも欲しい人におすすめです。XC寄りの走りからステップアップしたいライダーにも扱いやすいモデルになります。
LAUFEY

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | LAUFEY |
| カテゴリー | トレイルハードテール |
| フレーム | アルミ |
| リアトラベル | – |
| 特徴 | シンプル構成で軽メンテナンス |
「LAUFEY」は、トレイル走行を想定したオルベアのアルミ製ハードテールで、シンプルな構成のまま山遊びに入れるモデルです。フルサスペンションより手が届きやすく、扱いやすさを重視した位置づけになります。
リアサスペンションを持たない分だけメンテナンスの手間と重量を抑えられ、国内ではH-LTDとH10のグレードが流通しています。荒れた下りではフルサスペンション勢に及ばないものの、路面を読んで走る面白さはハードテールならではです。
MTBを始めたい人、ハードテールでトレイルの感触を掴みたい人におすすめのオルベアのMTBです。通勤やグラベル的な使い方も含めて幅広く乗りたいライダーにも向いています。
eバイク
アシストで走行範囲を広げるグループで、フルパワーeMTBのWILD LTと軽量eロードのGAINが用意されています。ドライブユニットとバッテリー容量で走り方が大きく変わるため、比較表で2モデルの構成を見比べたうえで、それぞれの解説を確認してください。
| モデル名 | カテゴリー | ドライブユニット | バッテリー | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| WILD LT | フルパワーeMTB(E-エンデューロ) | DJI Avinox M2S | 600Wh/800Whから選択 | 最大130Nm(スーパーブースト時150Nm)・リアトラベル170mm |
| GAIN | eロード | Mahle X35 PLUS | 250Wh(フレーム内蔵) | 完成車重量11.5kg・航続距離最大約150km |
WILD LT

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | WILD LT |
| カテゴリー | フルパワーeMTB(E-エンデューロ) |
| ドライブユニット | DJI Avinox M2S |
| バッテリー | 600Wh/800Whから選択 |
| 特徴 | 最大130Nm(スーパーブースト時150Nm) |
「WILD LT」は、DJIのドライブシステム「Avinox」を搭載したオルベアのフルパワーeMTBで、日本市場へ初上陸したモデルです。出力の数値を競うのではなく、トレイルで車体を操る楽しさへ振って設計されています。
フレームはOMRカーボンとハイポリッシュアロイの2プラットフォームで、国内ではカーボン4モデルとアルミ3モデルの計7車種という展開です。バッテリーを低い位置へ収めた設計により、車重があっても切り返しで車体が遅れて付いてくる感覚は少なく抑えられています。
トレイルやバイクパークをたっぷり走りたいライダー、体力に左右されず何本も下りたい人におすすめのeバイクです。標高差の大きいフィールドを主戦場にする層ほど、1日の本数の差ではっきり効果が出ます。
GAIN

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | GAIN |
| カテゴリー | eロード |
| ドライブユニット | Mahle X35 PLUS |
| バッテリー | 250Wh(フレーム内蔵) |
| 特徴 | 完成車重量11.5kg・航続距離最大約150km |
「GAIN」は、見た目からはeバイクとわかりにくいオルベアの軽量eロードで、「Enough Power」というコンセプトを体現したモデルです。アシストはあくまで補助にとどめ、自分の脚で走る感覚を残す設計になっています。
eロードとしては珍しくMyOに対応し、色に加えてタイヤやハンドル、シートポスト、クランク長まで指定できます。パワーで押し切るタイプではないため、急勾配を力任せに登りたい用途には物足りません。
脚力に不安があってもロングライドを楽しみたい人、通勤と週末のサイクリングを1台で兼ねたい人におすすめします。仲間との走行ペースを合わせたいライダーにも、扱いやすい選択肢になります。
まとめ
この記事では、オルベアのブランドとしての成り立ちや独自テクノロジーを解説し、日本国内で正規流通している現行の自転車を全モデル比較しました。ロードからグラベル、MTB、eバイクまで、カテゴリーごとに専用設計が用意されている点がオルベアのわかりやすさです。
山を走るなら、XCのOIZとALMA、トレイルのOCCAM SLとOCCAM LT、下り重視のRALLON、入門向けのLAUFEYという並びになります。アシストが欲しい場合はeMTBのWILD LTとeロードのGAINが候補で、迷ったときは「走る路面」と「1回の走行距離」から順に考えると答えが出ます。
MyOで色とフィッティングを詰められるのは、オルベアの自転車ならではの選び方です。正規取扱店で実車のサイズを確認しながらオーダーするのがおすすめですので、この記事がオルベアの自転車選びの参考になれば嬉しいです。


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