【LOOK】自転車全8モデルを比較|おすすめはどれ?機能と違いを解説

  • LOOKの自転車はモデル名が数字ばかりで、違いがわからない
  • 795と785のどちらを選べばいいのか判断がつかない
  • 日本で正規に買えるLOOKのモデルを知りたい

「LOOK」は1951年にフランス・ヌヴェールで創業し、スキーのビンディングづくりから自転車へと事業を広げたブランドで、カーボンフレームとビンディングペダルの両方で競技機材の常識を変えてきた老舗メーカーです。設計から試作、製造までを自国の工場で手がける体制と、レース直系の走行性能に定評があります

自転車は自分の走り方や目的に合わないモデルを選んでしまうと、走りの快適さや目標タイムの伸びにも影響します。狙ったレースやライドで力を出し切るためにも、自転車は各モデルの性能や特徴の違いを理解して選ぶことが大切です

この記事では、LOOKの特徴や独自テクノロジーをわかりやすく解説し、日本で正規に流通する現行の自転車を全モデル比較します。用途別のおすすめモデルも紹介しますので、LOOKの自転車が気になっている人はぜひチェックしてください。

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LOOKとはどんな自転車ブランド?特徴と評判を紹介

LOOKは、フランス中部のヌヴェールを拠点に開発と生産を続ける自転車ブランドです。カーボンフレームを世に出した先駆者であり、同時にビンディングペダルという足とバイクをつなぐ仕組みを実用化したメーカーでもあります

日本では2026年4月に輸入体制が「LOOK JAPAN」へ移行し、日本公式サイトから現行ラインナップとスペックを直接確認できるようになりました。取り扱いはロードバイクとトラックバイクの2カテゴリーに絞られています

LOOKのブランドコンセプト

LOOKの製品づくりは、速さのために妥協しないという一点で貫かれています。フレームの断面形状からステムの刻み幅まで、競技の現場で秒を削るための要件を優先した設計です

設計・試作・テスト・製造をフランスの自社工場で行う体制も、LOOKが手放していない部分です。トラックフレームのT20はヌヴェールの工場で一貫生産されており、カーボンの積層から最終検査までを自社の管理下に置いています

展開の中心が完成車ではなくフレームセット(フレームとフォークを軸に販売し、コンポーネントやホイールは別に組み合わせる形態)である点も、LOOKらしさといえます。乗り手が自分の脚力とポジションに合わせて1台を組み上げられる一方、購入時には販売店との相談が前提です

LOOKの歴史・創業背景

LOOKは1951年、スキーのビンディングを作るメーカーとしてスタートしました。ブーツを板へ確実に固定し、必要なときには外れる着脱機構の技術が、後の自転車事業の土台になっています。

1984年、LOOKはスキービンディングの発想を応用した「PP65」でビンディングペダルを実用化しました。シューズをペダルへ固定して踏力を逃がさない仕組みは、その後のロードレースの標準装備へと広がります。

1986年には初のカーボンフレーム「KG86」を発表し、金属が当たり前だった時代のレースシーンにカーボンを持ち込みました。着脱機構とカーボン成形という2つの蓄積が、現在のLOOKの自転車づくりにそのまま生きています

LOOKの特徴・強み

LOOKの強みは、トップカテゴリーのチームと組んで機材を詰めている点にあります。ロードではUCIワールドツアーのTeam Cofidis、トラックではフランス代表チームとの共同開発で得た知見を市販フレームへ落とし込むのが特徴です

フレーム重量やステムの長さ、シートポストの角度調整幅といった数値を細かく公開している点も、LOOKの自転車を選ぶうえで判断材料になります。カタログの見出しだけでなく、組み上げたあとのポジションまで想像しやすい情報が揃っています。

一方で注意したい点もあります。日本公式の現行ラインナップに載っているのはロードバイクとトラックバイクのみで、グラベルロードやE-BIKEの掲載はありません。海外公式で見かけたモデルが日本で正規に手に入るとは限らないため、購入を検討する際は正規販売店へ在庫と取り扱いを確認する流れになります

LOOKの自転車を支える機能とテクノロジー

LOOKの自転車には、フレーム単体で速さを稼ぐのではなく、フレームとコックピット(ハンドルとステム周り)、クランクまでを一体で設計するという考え方が共通しています。パーツの組み合わせを前提にした設計のため、専用パーツが標準で付属するモデルも少なくありません。

ここでは、LOOKのロードバイクとトラックバイクに搭載されている独自テクノロジーを解説します。

LOOKの自転車を支える代表的な機能・テクノロジーは以下の5つです。

  • ZED モノブロックカーボンクランク
  • Aero Combo Cockpit
  • AEROPOST カーボンシートポスト
  • HSC カーボンフォーク
  • Your LOOK a la Carte

ZED モノブロックカーボンクランク

ZEDは、左右のクランクアームとアクスル(回転軸)を分割せず、カーボンで一体成型するLOOK独自のクランクです。金属クランクのようにパーツを締結する構造を持たないため、接合部から生じるたわみや緩みが構造的に発生しません

一体成型は型が複雑になる分、成形の難度が上がります。LOOKはカーボンの積層設計でペダリング方向の剛性を確保しつつ、余分な素材を削って重量を抑える手法を採っています。トラック用のZED Trackでは、クランク長をT1が165/167.5/170mm、T2が172.5/175/177.5mmから選ぶ仕様です。

踏み込んだ力がねじれに逃げにくいため、スプリントのように短時間で大トルクをかける場面で加速の立ち上がりが鋭くなります。脚を回す速さで勝負するトラック競技者にとって、ZEDは効果を体感しやすいパーツです。

Aero Combo Cockpit

Aero Combo Cockpitは、ハンドルとステムを別体にせず一体で設計したLOOKのエアロコックピットです。走行中に最も前面へ出る部分をひとつの形状としてまとめ、空気の流れを乱す要素を減らしています

ブレーキホースやシフトケーブルはコックピットの内部からヘッドチューブへ通す内装式です。外に露出する線がなくなることで空気抵抗が減り、見た目もすっきりまとまります。LOOKはステム長を80〜140mm、ハンドル幅を380/400/420mmから選べるようにしており、一体型でありながらポジションの自由度を残しました。

一体型コックピットは空力に有利な反面、購入後の微調整がしにくいという弱点を抱えます。LOOKは選べる組み合わせを増やすことで対処しており、体格や乗り方に合った1本を最初に選んでおけば、レース向けの前傾姿勢もロングライド向けの余裕あるポジションも作れます

AEROPOST カーボンシートポスト

AEROPOSTは、高弾性カーボンで成形されたLOOKのエアロシートポストです。円形ではなく前後に長い断面を持ち、サドル下を通る空気の乱れを抑える形状に仕上げられています

サドルを固定するヤグラ部はオフセットを選べる構造で、同じフレームでもサドルの前後位置を大きく振れます。ロードのフラッグシップである795系ではAeropost 5 Carbonがフレームセットに標準付属し、トラックのT20系ではAEROPOST Trackが4段階の角度調整に対応する仕様です。

シートポストは乗り手の体重を支え、路面からの突き上げを最初に受け止めるパーツです。カーボンのしなりで振動の角を落としつつ、ペダリング時には後ろへ逃げない剛性を保つため、長い距離を走っても腰まわりが疲れにくくなります

HSC カーボンフォーク

HSCは、LOOKが自社開発するカーボンフォークのシリーズ名です。795 Blade RS Iconic EditionにはHSC 8が組み合わされ、フレームと同じ設計思想でコラムからブレードまで一体的に作られています

フォークはハンドルを切った力を前輪へ伝える部分で、たわみが大きいと操作が遅れて伝わります。LOOKが採っているのは、ブレード断面を扁平にして空気抵抗を抑えながら、コラム周辺のカーボン量を増やして横方向のねじれを抑える配分です

高速でのコーナリングや、下りでラインを修正する場面では、狙ったところへ素直に前輪が向かうかどうかが安心感を左右します。HSCカーボンフォークを備えたLOOKの自転車は、荷重をかけたときの反応が読みやすく、レースペースでも操作に迷いが出ません

Your LOOK a la Carte

Your LOOK a la Carteは、LOOKがオンラインで提供するコンフィギュレーターです。画面上でカラーやサイズ、コックピット、コンポーネント、ホイールを選び、自分の1台を組み上げた状態で発注できます

対象になるのは795 Blade RSと、ビンディングペダルのKeo Bladeです。バイクのカスタムは全世界を対象としている一方、ペダルのカスタムは欧州限定の扱いとなるため、日本から利用する場合はバイクが中心になります

既製のカラーから選ぶだけでは満足できない人にとって、仕上がりを事前に確認しながら仕様を決められる意味は大きいといえます。同じモデルでも他人と被らない自転車に仕上げたい人には、正規販売店へ相談したうえでの利用検討がおすすめです。

LOOKの自転車全モデルの種類と違いを比較

LOOKの自転車はモデル名が数字中心のため一見わかりにくいものの、読み解き方はごく単純です。795や785のように7で始まる番号はロードバイク、895のように8で始まる番号はトラックバイク(変速機とブレーキを持たず、走路で走る競技用自転車)を指します。下2桁は95がエアロ、85が軽量を表し、末尾のRSはレーシング上位グレードの印です。P24とT20はトラック専用に起こされた別系統の型番となります。

まずは日本で正規に流通する現行モデルを一覧で比較し、その後に各モデルの詳細を順に紹介します。

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モデル名 カテゴリー サイズ展開 BB規格 適性/対象ライダー
795 Blade RS 3 エアロロード(レース) XXS〜XL T47(85.5mm) レース志向ライダー
795 Blade RS Iconic Edition エアロロード(限定) XXS〜XL T47(85.5mm) 特別感重視ライダー
785 Huez RS クライミングロード XS〜XL T47(85.5mm) ヒルクライム志向
785 Huez クライミングロード XS〜XL T47(85.5mm) 初心者〜ロングライド
LOOK P24 トラック(スプリント) XS〜L BB65(LOOK規格) 競技志向スプリンター
LOOK T20 Speed Version トラック(スピード) XXS〜L BB65(LOOK規格) 短距離種目の競技者
LOOK T20 TT Version トラック(TT) XXS〜L BB65(LOOK規格) TT/追い抜き競技者
895 Vitesse トラック(汎用) XXS〜XL BSA(68mm) トラック入門〜競技

795 Blade RS 3

795 Blade RS 3の製品画像

項目 内容
モデル名 795 Blade RS 3
販売形態 フレーム+シートポストセット
BB規格 T47(85.5mm)
主要テクノロジー LOOK Aeropost 5 Carbon
カラー 4色展開

「795 Blade RS 3」は、LOOKのロードバイクで頂点に立つエアロロード(空気抵抗を抑える形状のロードバイク)で、2026年に第3世代へ切り替わったフラッグシップです。平坦での速さを軸にしながら、登りで重さが足を引っ張らない仕上がりを狙っています

フレーム重量はMサイズで890g、フォークが340g、フレームセットでは1,230gに収まります。前世代からは160gの軽量化と、50km/h走行時に15Wの空力向上を果たしたと発表されており、ボトムブラケット(クランクを支える回転部の規格)にはT47の85.5mm幅を採用しました。

サイズはXXS〜XLまで用意され、ステム長80〜140mm、ハンドル幅380/400/420mmの組み合わせからポジションを詰められます。タイヤクリアランスは最大32mmあるため、荒れた路面のレースでは太めのタイヤを選ぶ余地も残されています

レースで結果を求めるライダーや、平坦も登りも1台でこなしたい人におすすめできるLOOKのロードバイクです。カラーはIconic Prismeなど4色から選べます。

795 Blade RS Iconic Edition

795 Blade RS Iconic Editionの製品画像

項目 内容
モデル名 795 Blade RS Iconic Edition
販売形態 フレームセット
BB規格 T47(85.5mm)
主要テクノロジー LOOK HSC 8カーボンフォーク
カラー 2色展開

「795 Blade RS Iconic Edition」は、LOOKの歴史を彩ってきたカラーリングを現行のエアロフレームへ落とし込んだ限定エディションです。用意されるカラーはBlack RadialとIconic Platinumの2色に絞られています。

フレーム重量はSサイズで890g、ボトムブラケットはT47の85.5mm幅、タイヤクリアランスは最大32mmという構成です。フォークにはLOOK HSC 8カーボン、シートポストにはAero Postカーボンが付属し、フレームセットのまま完成度の高いコックピット周りが組めます

ベースとなる795 Blade RSは、UCIワールドツアーを走るTeam Cofidisが実戦投入している車体です。プロが選ぶ剛性とジオメトリーをそのまま使えるため、走りの質は上位グレードのまま維持されています

走行性能に加えて、所有する満足感や見た目の特別感を重視する人におすすめの1台です限定エディションのため在庫限りとなる可能性があり、狙うサイズがあるなら早めに正規販売店へ確認したいところです

785 Huez RS

785 Huez RSの製品画像

項目 内容
モデル名 785 Huez RS
販売形態 フレームセット
BB規格 T47(85.5mm)
主要テクノロジー Aero Combo Cockpit
カラー 2色展開

「785 Huez RS」は、LOOKのロードバイクで最軽量を掲げるクライミング系のフラッグシップに位置づけられます。2026年4月のLOOK JAPAN発足に合わせて発表された新型で、ウルトラハイモジュラスカーボンを使って重量を削り込んでいます

フレームは830g、フォークは360g、完成車の状態で6.6kgという数値が公表済みです。ハンドル周りにはAero Combo Cockpitを組み合わせ、軽さだけの登坂バイクに終わらせず、平坦や下りでの空力も確保しました

ボトムブラケットはT47の85.5mm幅、ブレーキはフラットマウントの140mmローターに対応します。勾配がきつくなるほど重量差は体感として効いてくるため、踏み続けた終盤で脚が残るかどうかに違いが出ます

ヒルクライムレースや山岳ロングライドを主戦場にするライダーにおすすめのモデルです。カラーはMist VerdeとRaw Carbonの2色が選べます。

785 Huez

785 Huezの製品画像

項目 内容
モデル名 785 Huez
販売形態 フレームセット
BB規格 T47(85.5mm)
主要テクノロジー X12コニカルスルーアクスル
カラー 2色展開

「785 Huez」は、785 Huez RSの下に位置づけられるLOOKの標準グレードで、登坂性能とロングライド適性のバランスを取ったロードバイクです。カラーはProteam BlackとProteam Whiteの2色が用意されています。

フレーム重量はSサイズで980g、フォークは390gと、RSに対しては重量で譲ります。その代わりタイヤクリアランスは最大32mmを確保し、ボトムブラケットはT47の85.5mm幅、ブレーキはフラットマウントの140mmローター対応と、実用面の装備はしっかり押さえた内容です

シートポストは専用形状ではなく27.2mm径の丸ポストです。汎用径のためサドル高と前後位置を細かく詰めやすく、交換や整備のときに選択肢が広い点も助かります。細身のカーボンポストがしなることで、路面からの突き上げも角が取れます。

初めてLOOKに乗る人や、山も平地も長い距離を走りたい人におすすめしやすいモデルです。軽さの一点勝負ではないぶん、日常の走行から週末のロングライドまで守備範囲が広く取れます。

LOOK P24

LOOK P24の製品画像

項目 内容
モデル名 LOOK P24
販売形態 フレームセット
BB規格 BB65(LOOK規格)
主要テクノロジー FAST(Flow Aero Section Technology)
カラー

「LOOK P24」は、LOOKのトラックバイクにおける最新フラッグシップで、空力を突き詰めた造形を持つフレームセットです。素材にはVery High Modulus Carbon UDを使い、グロス仕上げで表面を整えています。

チューブ断面にはFAST(Flow Aero Section Technology)を採用し、走路上で受ける空気の流れを制御します。ハンドル周りのAIR Cockpit、シートポストのAir Seatpost、65〜115mmから選べるAir Stemまでを含め、車体全体をひとつの空力パッケージとして設計しました

開発には風洞実験40時間を費やし、1フレームあたり52時間のカーボンドレーピングと3Dプリント部品を組み合わせて形を作り込んでいます。ボトムブラケットはLOOK独自のBB65規格で、サイズはXS〜Lの展開です。

国内外のトラック競技で上位を狙う選手や、機材で差をつけたいスプリンターにおすすめのモデルです専用規格が多いぶんパーツの互換性は限られるため、組み立てはトラック競技に明るい販売店へ任せると安心できます

LOOK T20 Speed Version

LOOK T20 Speed Versionの製品画像

項目 内容
モデル名 LOOK T20 Speed Version
販売形態 フレームセット
BB規格 BB65(LOOK規格)
主要テクノロジー LOOK ZED Trackクランク
カラー

「LOOK T20 Speed Version」は、フランス・ヌヴェールの自社工場で設計から試作、テスト、製造までを手がけるトラックフレームです。マット仕上げのVery High Modulus Carbon UDで成形され、スピード系種目に向けたスタンダード仕様となっています。

先代にあたるR86からは800gの軽量化を達成しました。クランクはLOOK ZED Track、シートポストはLOOK AEROPOST Track、ステムはLOOK TRACK CARBONと、駆動から操作まで専用パーツで固めています。ハンドルには400mm幅のAERO BAR TRACKがリバーシブル仕様で組み合わされます。

調整幅の広さもT20の特徴です。ステムは55〜140mmを5mm刻みで18種類そろえ、シートポストは4段階で角度を変えられます。走路のバンクに合わせて前乗りにも後ろ乗りにも振れるため、種目や体格に応じた詰め方ができます

スプリントやケイリンなど短距離種目に取り組む競技者におすすめのフレームです。ボトムブラケットはBB65のLOOK規格となり、クランクは指定のZED Trackを前提に組む形になります

LOOK T20 TT Version

LOOK T20 TT Versionの製品画像

項目 内容
モデル名 LOOK T20 TT Version
販売形態 フレームセット
BB規格 BB65(LOOK規格)
主要テクノロジー AEROFLATBAR TTハンドル
カラー

「LOOK T20 TT Version」は、T20のフレームをタイムトライアルや個人追い抜きへ振り向けたLOOKのトラックモデルです。フレーム自体はSpeed Versionと共通で、コックピットの構成だけを種目に合わせて作り分けています。

ハンドルは31.8mm径のAEROFLATBAR TTに、前方へ伸びるAERGO Extensionsを組み合わせた構成です。前傾を深く取って前面投影面積を絞り、単独で風を受け続ける種目での抵抗を減らします。シートポストにはLOOK AEROPOST Trackを使い、角度は4段階で調整できます。

クランクはLOOK ZED Trackで、T1が165/167.5/170mm、T2が172.5/175/177.5mmからクランク長を選べる仕様です。ステムは55〜140mmを5mm刻みで用意しており、追い抜きの巡航ペースに合ったポジションを細かく作り込める設計です

個人追い抜きやタイムトライアルを主戦場にする競技者におすすめの1台といえます。DHバー(前方へ伸びる肘置き付きのハンドル)を使う姿勢が前提のため、スプリント中心の選手にはSpeed Versionのほうが扱いやすいでしょう

895 Vitesse

895 Vitesseの製品画像

項目 内容
モデル名 895 Vitesse
販売形態 フレームセット
BB規格 BSA(68mm)
主要テクノロジー モノブロックカーボン一体成型
カラー

「895 Vitesse」は、フランス代表チームと共同開発されたLOOKのトラックフレームで、フルモノブロックカーボンの一体成型を採用しています。継ぎ目のない構造がフレーム全体の剛性を高め、踏み込んだ力を無駄なく後輪へ送ります

フォークにはLOOK T20のエアロフォークを組み合わせ、前方の空気の流れを整える構成です。シートポストはシートチューブと一体化したシートマスト構造で、チェーンステー長は全サイズ共通の380mmです。サイズはXXS〜XLと幅広く、ステムは18種類の長さから選べます

ボトムブラケットにBSAの68mmを採用している点が、895 Vitesseの実用面での強みです。BB65のLOOK専用規格を使うT20やP24と違い、一般的なねじ切りBBに対応するクランクを幅広く選べます

これからトラック競技を始める人や、手持ちのクランクを活かして組みたい人におすすめできるフレームです。代表チームと詰めた設計を土台にしているため、競技レベルが上がってからも長く付き合えます。

まとめ

この記事では、LOOKというブランドの成り立ちから独自テクノロジー、日本で正規に流通する現行の自転車まで解説しました。795や785といったロードバイク、895やP24、T20といったトラックバイクの違いは、番号の読み方を覚えるだけでかなり整理しやすくなります

選ぶ際の軸は3つです。平坦も登りも速く走りたいならエアロロードの795 Blade RS 3、登坂を最優先するなら軽量な785 Huez RS、初めてのLOOKで距離を走りたいなら785 Huezが向きます。トラックなら最新の空力を求めるならLOOK P24、調整幅を重視するならLOOK T20、クランクの互換性を優先するなら895 Vitesseという住み分けです。

日本ではフレームセット中心の展開でサイズ在庫が限られるため、狙いのモデルが決まったら正規販売店で実車のサイズを確認し、早めに相談しておくと安心です。LOOKの自転車選びの参考にしていただければと思います。

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この記事を書いた人

学生のころから自転車に親しみ、これまで複数ブランドのロードバイクやクロスバイクを実際に購入して乗り比べてきました。各モデルの機能や乗り味、選び方の違いを実購入者の目線で整理し、何を基準に選べばいいか迷う方に向けて『サイクルセレクト』を運営しています。

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