【DAHON】折りたたみ自転車の全モデルを比較|2026年おすすめはどれ?

  • DAHONの折りたたみ自転車はモデルが多くて、どれを選べばいいかわからない
  • 14インチと16インチ、20インチで、走りや持ち運びやすさがどう違うのか知りたい
  • 通勤や輪行に向く、軽くて扱いやすいDAHONのモデルはどれ?

「DAHON(ダホン)」は1982年創業の折りたたみ自転車を主力とする自転車メーカーで、2000年にギネス世界記録で「世界最大の折りたたみ自転車メーカー」に認定されたブランドです。たたんだときの小ささや持ち運びやすさに加え、ヒンジ部分の強度を高める独自技術を取り入れたフレームづくりに定評があります。

折りたたみ自転車は自分の用途や体格、保管場所に合わないモデルを選んでしまうと、持ち運びの負担や走りやすさ、乗る頻度にも影響します。毎日の移動を快適にするためにも、DAHONの折りたたみ自転車は各モデルの性能や特徴の違いを理解して選ぶことが大切です。

この記事では、DAHONの特徴や独自テクノロジーをわかりやすく解説し、現行の折りたたみ自転車を全モデル比較します。用途別のおすすめモデルも紹介しますので、DAHONの折りたたみ自転車が気になっている人はぜひチェックしてください。

タップできる目次

DAHONとは折りたたみに特化した自転車ブランド

DAHONとは、1982年にアメリカ・カリフォルニアで設立された折りたたみ自転車の専門ブランドで、14インチの超小型モデルから電動アシスト付きのモデルまで、たたんで持ち運べる自転車づくりに定評があります。ブランド名は「ダホン」と読み、通勤や街乗り、輪行(自転車を専用の袋に収めて電車などで運ぶこと)に使える折りたたみ自転車を中心に展開しているブランドです。

日本国内では、正規代理店のアキボウが日本公式サイト(shifta.jp/dahon)でDAHONの現行ラインナップを案内しています。DAHONの折りたたみ自転車はブランド公式ストアや正規販売店で購入でき、公式サイトから在庫状況や試乗できる店舗も検索できます。

DAHONの歴史・創業背景

DAHONの創業者は、アメリカのヒューズ・エアクラフト社でレーザー開発に携わっていた物理学者のDavid T. Hon博士です。1975年のオイルショックをきっかけに、石油に頼らない持続可能な都市の移動手段を模索したHon博士は、折りたたみ自転車の開発に取り組み、1982年にカリフォルニアでDAHONを設立しました。

DAHONの最初の工場は台湾に置かれ、2014年には主要な製造拠点を中国・深圳へ移しています。2000年にはギネス世界記録で「世界最大の折りたたみ自転車メーカー」と認定されており、折りたたみ自転車の分野で世界最大規模のメーカーとして知られるのがDAHONです。

40年以上にわたって折りたたみ自転車を中心に作り続けてきた経験は、現行モデルのヒンジまわりの技術やフレームの補強構造に生かされています。創業当初の初期型モデルを現代の仕様で復刻した「D-Zero」が今もラインナップに並んでいるのも、長い歴史を持つDAHONならではの特徴です。

DAHONのブランドコンセプト

DAHONの日本公式サイトでは、ブランドのフィロソフィーとしてIdentity「FIND YOUR FREEDOM」とMission「TRANSFORM THE WAY YOU MOVE」を掲げています。Promiseには「CONQUERING THE ROADS WITH FOLDABLE TECHNOLOGY」とあり、折りたたみの技術で移動の自由を広げることがDAHONのブランドの軸です。

DAHONの製品ページでは、折りたたんで屋内に保管すれば防犯や汚れ防止に役立つことや、輪行袋に入れて公共交通機関で移動し、遠出した先でサイクリングを楽しめることが紹介されています。駐輪場の確保が難しい人や、電車と自転車を組み合わせて出かけたい人にとって、DAHONの折りたたみ自転車は移動の選択肢を増やす乗り物になります。

DAHONの特徴・強み

DAHONの強みは、用途に合わせて選べる折りたたみ自転車のラインナップの幅広さです。14インチの超コンパクトな「Kシリーズ」から、走りを重視した20インチモデル、ミニベロロード(タイヤの小さい小径車に、ロードバイク用の変速機やブレーキレバーを組み合わせた自転車)、電動アシスト付きのモデルまでそろっています。

グローバル公式サイトによると、DAHONは創業以来200万台以上の自転車を30か国以上で販売し、DAHON-V技術スイートで16件の特許を持つとしています。日本で販売されているモデルにも、ヒンジ部分の強度を高めるDeltecやVice Gripといった独自技術が幅広く使われているのが特徴です。

国内では2026年5月に辰巳出版から初の専門誌『DAHON Book』が発売され、K3は趣味として自転車を楽しむ層の関心を高めたモデルとして取り上げられました。DAHONの日本公式サイトには正規販売店によるカスタム事例やアクセサリーの適合表も掲載されており、購入後にパーツを追加して自分好みの折りたたみ自転車に仕上げる楽しみ方もできます。

DAHONの機能とテクノロジー

DAHONの折りたたみ自転車には、フレームを折りたたむヒンジ(蝶番の役割を持つ折りたたみ部分)を補強する技術や、軽さを生むアルミ素材など、ブランド独自の技術が数多く使われているのが特徴です。ここではDAHONの製品に搭載されている独自テクノロジーを解説します。

日本公式サイトで「DFS Technology(Dahon Folding System Technology)」として紹介されているのは、V-Clamp Frame HingeやRe-Bar Technology、Radius Handlepostなど、折りたたみ機構に関わる技術です。技術名は各モデルのスペック表にも載っているため、仕組みを知っておくとDAHONの折りたたみ自転車を比べやすくなります。

DAHONの折りたたみ自転車に採用されている主なテクノロジーは以下の4つです。

  • Deltec|ケーブルでフレームに三角形をつくる補強技術
  • Vice Grip|折りたたみヒンジを支える独自技術
  • Dalloy Sonus Aluminum|Kシリーズの軽さを支えるアルミフレーム
  • Adjustable Handlepost|体格に合わせてハンドル高さを調整

Deltec|ケーブルでフレームに三角形をつくる補強技術

Deltec(デルテック)は、DAHONの折りたたみ自転車のトップチューブ(サドルとハンドルの間をつなぐフレーム上部のパイプ)とBB(ボトムブラケット。クランクの回転軸が通るフレーム下部の部分)をケーブルでつなぎ、フレームに三角形を形成する補強技術です。DAHONの日本公式サイトでは「Deltec」「DELTEC」「DELTECH」と複数の表記が使われていますが、いずれも同じ技術を指します。

折りたたみ自転車はフレームの途中にヒンジを設けるため、ヒンジ部分に負荷がかかりやすい構造です。DAHONはトップチューブとBBをケーブルで結んで三角形をつくることで、ヒンジ部分を中心にフレームへの負荷を軽減し、強度と耐久性を高めました。グローバル公式サイトでは、Super Downtubeと組み合わせることでフレーム剛性が15%向上すると説明されています。

通勤や輪行で毎日のように折りたたみ自転車を使う人や、1台に長く乗り続けたい人にとって、フレームの耐久性を高めるDeltecはDAHONを選ぶ際の安心材料です。DAHONではKシリーズから20インチモデル、電動アシストモデルまで多くの折りたたみ自転車にDeltecが採用されており、スペック表のフレーム欄で搭載の有無を確認できます。

Vice Grip|折りたたみヒンジを支える独自技術

Vice Gripは、日本公式サイトのDFS Technologyに挙げられている、DAHONのフレームヒンジまわりの独自技術です。DAHONの折りたたみ自転車の多くはスペック表のフレーム欄に「Vice Grip」や「Vice Grip technology」と記載されており、折りたたみ機構を支える基本技術として幅広いモデルに採用されています。

DAHONの折りたたみ自転車では、Vice GripとDeltecを組み合わせてフレームを構成するモデルが多く、ヒンジまわりの独自技術とケーブルによる補強の2つでフレームの信頼性を高めています。フレームを折りたたむ部分にブランド独自の技術を用いている点は、折りたたみ自転車を中心に手がけてきたDAHONらしい作り方です。

折りたたみ自転車はフレームを途中で分割できる構造のため、ヒンジ部分の作りが走行中の安心感に直結します。ヒンジまわりに独自技術を採用したDAHONなら、折りたたみ自転車に初めて乗る人でもフレームの構造を気にしすぎずに選びやすくなります。

Dalloy Sonus Aluminum|Kシリーズの軽さを支えるアルミフレーム

Dalloy Sonus Aluminumは、DAHONがKシリーズの折りたたみ自転車のフレームに採用しているアルミ素材の独自名称です。14インチや16インチの小径ホイールを使うKシリーズでは、Dalloy Sonus Aluminumのフレームに軽量なDahon Slip Streamアルミフォークや軽量クランクを組み合わせ、車体全体の重さを抑えています。

Dalloy Sonus Aluminumを使うKシリーズの重量は、K1が7.8kg、K3が8.2kg、K9Xが9.5kgと、いずれも10kgを切ります。3段変速のK3や9速のK9Xでも10kg以下に収まっているのは、フレームとパーツの両方で軽量化を進めているDAHONならではの仕上がりです。

折りたたみ自転車は、たたんだ状態で持ち上げて駅の階段を上ったり、電車に載せたりする場面が多い乗り物です。軽いフレームを持つDAHONのKシリーズなら輪行や室内への持ち込みの負担が小さく、腕力に自信のない人でも扱いやすくなります。

Adjustable Handlepost|体格に合わせてハンドル高さを調整

Adjustable Handlepost(アジャスタブルハンドルポスト)は、DAHONの日本公式サイトでDFS Technologyの1つに挙げられている、ハンドルの高さを調整できるハンドルポストです。ハンドルポストとはハンドルバーを支える縦長の支柱のことで、DAHONの折りたたみ自転車ではハンドルポスト自体も左右どちらかに折りたためる構造です。

DAHONのHitやD-Zeroの製品ページでは、アジャスタブルハンドルポストによってハンドル高を約10cm調整でき、シーンやユーザーの好みに合わせてポジションを変えられると紹介されています。Deftar TXには角度を調整できるクイックリリースステム「QR W-CLAMP STEM 45」が採用されており、ハンドル位置を細かく合わせられるのが特徴です。

ハンドルの高さを体格や乗り方に合わせられると、上体が前かがみになりすぎない楽な姿勢で街乗りをしたり、少し低めにしてスポーティーに走ったりと、使い方に応じて姿勢を変えられます。Hitの製品ページでは身長差のある家族での共有にも便利と紹介されており、1台のDAHONを家族で使う家庭にもおすすめの機能です。

DAHONの全モデルの種類を比較

DAHONの折りたたみ自転車は、14インチの超コンパクトなKシリーズから20インチの走行重視モデル、ミニベロロード、電動アシスト付きのモデルまで、ホイールサイズと用途の異なるモデルがそろっています。ここではDAHONの全モデルの種類と違いを解説します。

比較表には日本公式サイトに掲載されている現行モデルのホイールサイズ、変速、重量、折りたたみサイズ、適応身長をまとめ、電動アシストモデルを先頭に並べました。比較表の後に各モデルの詳細を紹介しているので、持ち運びやすさと走りのどちらを優先するかを考えながらチェックしてください。

スクロールできます
モデル名 ホイールサイズ 変速 重量 折りたたみサイズ 適応身長
Fu-Com 20インチ 7段 18.5kg W88×H72×D50cm 155〜190cm
K-Forth 16インチ 1段 12.5kg W72×H63×D33cm 140〜190cm
Mako 20インチ 20段 10.0kg – 165〜175cm
K9X 16インチ 9段 9.5kg W72×H62×D39cm 142〜193cm
Deftar TX 20インチ 8段 9.9kg W82×H65×D42cm 140〜190cm
Speed Falco 20インチ 8段 12.0kg W82×H66×D36cm 142〜193cm
K3 14インチ 3段 8.2kg W65×H59×D28cm 142〜180cm
K1 14インチ 1段 7.8kg W65×H59×D27cm 142〜193cm
Boardwalk D7 20インチ 7段 12.5kg W78×H65×D34cm 142〜193cm
Hit 20インチ 6段 12.2kg W82×H66×D35cm 142〜193cm
D-Zero 16インチ 7段 11.3kg W136×H63×D19cm 142〜180cm

Fu-Com

Fu-Comの製品画像

項目 内容
モデル名 Fu-Com
ホイールサイズ 20インチ
変速 7段
重量 18.5kg
折りたたみサイズ W88×H72×D50cm

「Fu-Com」は、最大120kmの航続距離をうたうDAHONの20インチ電動アシスト折りたたみ自転車で、2024年グッドデザイン賞を受賞したモデルです。ワイルドなルックスと、簡単に折りたたんで保管や運搬ができる利便性を両立しています。

DAHONはFu-ComにBAFANG製の軽量なリアハブモーターと、Samsung製のシートポストバッテリー(36V/10Ah)を採用しました。フレームにはVice GripとDeltecを組み合わせ、Shimano製の7段変速と、通常の1.75サイズから2.0サイズへ太くしたタイヤで、日本の路面事情を考慮した安定感のある走りを追求しています。

一方で重量は18.5kgと、DAHONの現行モデルの中で最も重く、折りたたみサイズも大きめです。輪行よりも車に積んで出先で走る使い方や、自宅での屋内保管に向いており、長い距離の通勤やサイクリングを電動アシストで楽にこなしたい人におすすめの折りたたみ自転車といえます。

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K-Forth

K-Forthの製品画像

項目 内容
モデル名 K-Forth
ホイールサイズ 16インチ
変速 1段
重量 12.5kg
折りたたみサイズ W72×H63×D33cm

「K-Forth」は、DAHONの人気シリーズであるKシリーズに新たに加わった16インチの電動アシストモデルです。Kシリーズの軽量でコンパクトな作りを受け継ぎながら、電動アシストによる力強い走りをプラスしました。

メインフレームにはSamsung製の高密度セルを使った24V/5Ahのバッテリーを内蔵し、リアホイールには軽量で高トルクなAIKEMA製のモーターを組み合わせています。充電時間は約3.5時間、航続距離は約30kmで、電動アシスト付きながら重量を12.5kgに抑えたのがK-Forthの強みです。ハンドルポストのヒンジ部には安全フック一体型を新たに採用し、高さの調整にも対応しています。

変速はシングルスピード(変速機を持たない1段のみの仕様)のため、坂のある街での駅までの移動や買い物など、短めの距離を気軽に走る使い方に向きます。航続距離はFu-Comより短いものの、たたんで輪行袋に入れられる軽さがあり、電動アシストでも持ち運びやすさを重視したい人にDAHONのモデルの中で特におすすめです。

Mako

Makoの製品画像

項目 内容
モデル名 Mako
ホイールサイズ 20インチ
変速 20段
重量 10.0kg
折りたたみサイズ –

「Mako」は、DAHONが2008年にリリースしたDashシリーズの原型を、ディスクブレーキ仕様にアップデートした20インチのミニベロロードです。かわいらしく見えるフォルムに反して機動性が高く、日本公式サイトでは正統派のハイグレードミニベロロードとして紹介されています。

変速機とSTIレバー(ブレーキと変速を手元で操作できるロードバイク用のレバー)はShimano Tiagra 4700系で統一し、20速の変速を備えています。ブレーキにはTRP製のディスクブレーキ、タイヤには細身のPanaracer Minits Lite 20×1.25を組み合わせ、重量は10.0kgに仕上げました。

DAHONの日本公式サイトではSemi-fold / Non-fold seriesに分類されており、たたんで運ぶことよりも走りを優先したモデルです。適応身長が165〜175cmと狭い点には注意が必要で、体格が合う人のなかでも、小径車でロードバイクのような走りを楽しみたい人におすすめします。

K9X

K9Xの製品画像

項目 内容
モデル名 K9X
ホイールサイズ 16インチ
変速 9段
重量 9.5kg
折りたたみサイズ W72×H62×D39cm

「K9X(ケーナインクロス)」は、DAHONのKシリーズに加わった16インチモデルで、人気のK3から走行性能と安定性を高めた折りたたみ自転車です。日本公式サイトではロードバイク所有者のセカンドバイクとしても十分な性能を発揮すると紹介されており、2024年グッドデザイン賞も受賞しました。

K3からの主な変更点は、9速化とディスクブレーキ化、16インチ化、そしてホイールベース(前輪と後輪の車軸の間隔)の延長です。Dalloy Sonus AluminumのフレームにDeltecとVice Gripを組み合わせ、フレームはケーブル内装式でスタイリッシュに仕上げています。ブレーキには悪天候でも高い制動力を発揮するTEKTROのディスクブレーキを採用し、重量は9.5kgです。

K3よりひと回り大きいものの、折りたたみサイズはW72×H62×D39cmで輪行袋に入れての電車移動にも対応します。坂道や長めの距離も変速を使ってしっかり走りたい人や、コンパクトさと走りの両方を求めるスポーツ志向の人に、DAHONのKシリーズでおすすめしたいのがK9Xです。

Deftar TX

Deftar TXの製品画像

項目 内容
モデル名 Deftar TX
ホイールサイズ 20インチ
変速 8段
重量 9.9kg
折りたたみサイズ W82×H65×D42cm

「Deftar TX」は、10kgを切る軽さで知られたDAHONの20インチ折りたたみ自転車「Deftar」を大きく進化させた新モデルです。TXの「T」は変化(Transition)、「X」は未知の可能性やエクストラを示す記号で、日本公式サイトではあらゆるユーザーのニーズに応えるオールラウンドなベースモデルと位置づけられています。

従来のDeftarからVブレーキ化と可変式ステム、Deltecの採用、リアホイールのDAHON Proへのアップグレードが行われました。前後輪には20インチとして最軽量クラスのDAHON Proホイールを使い、こぎ出しの反応と回転性能を高めています。Shimano Clarisの8段変速を備えながら、重量は9.9kgとDAHONの20インチモデルで最も軽い仕上がりです。

角度を調整できるステム「QR W-CLAMP STEM 45」でハンドル位置を合わせられるほか、フロントダブル化のための台座やワイヤーガイドも備えており、用途に合わせたカスタムにも対応します。通勤から週末のサイクリングまで1台で幅広くこなしたい人や、自分好みに手を加えながら長く乗りたい人におすすめの20インチモデルです。

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Speed Falco

Speed Falcoの製品画像

項目 内容
モデル名 Speed Falco
ホイールサイズ 20インチ
変速 8段
重量 12.0kg
折りたたみサイズ W82×H66×D36cm

「Speed Falco」は、DAHONのラインナップでクロモリ(クロムモリブデン鋼と呼ばれる鉄系の合金)フレームの定番モデルとされる20インチの折りたたみ自転車です。2000年以前から続くSpeedシリーズの最終進化形として精悍なルックスとスポーティーな走りを両立しており、2020年放送のドラマ「ゆるキャン△」に登場したモデルとしても知られています。

4130クロモリのフレームには、DAHON独自のVice Gripを採用しました。ETRTO(タイヤとリムの国際規格)で451という、同じ20インチの中でも径の大きいホイールに20×1-3/8の細めのタイヤを組み合わせ、しなやかで伸びのある走りを生み出しています。変速は耐久性とメンテナンス性に優れたShimano Altusの8段で、大径プーリーによってペダルの回転を軽くしています。

重量は12.0kgと軽さを最優先したモデルではない一方、フロントダブル化のための台座とワイヤーガイドを備え、カスタムの幅は広めです。クロモリならではのしなやかな乗り味を楽しみながら、自分好みに手を加えていきたい人におすすめのDAHONの定番モデルです。

K3

K3の製品画像

項目 内容
モデル名 K3
ホイールサイズ 14インチ
変速 3段
重量 8.2kg
折りたたみサイズ W65×H59×D28cm

「K3」は、DAHONが14インチコンパクトフォールディングバイクの理想形として2018年に送り出したモデルで、現在も折りたたみ自転車の代表格として人気を集めています。2026年モデルではデカール(フレームのロゴやグラフィック)をブラッシュアップし、カラーバリエーションも刷新されました。

3段変速を備えながら重量は8.2kgに抑えられ、折りたたみサイズはW65×H59×D28cmとDAHONの中でも特にコンパクトです。Dalloy Sonus AluminumのフレームにはVice GripとDeltecを採用し、53Tのチェーンリングとリア9/13/17Tのスプロケットの組み合わせで、14インチとは思えない満足感のある走りを叶えています。

電車での輪行や、狭い部屋や玄関での保管を重視する人には、DAHONのK3の軽さと小ささが大きな利点になります。適応身長は142〜180cmとK1やK9Xより上限が低いものの、軽さとコンパクトさを優先しつつ少しの坂にも対応できる変速がほしい人におすすめです。

K1

K1の製品画像

項目 内容
モデル名 K1
ホイールサイズ 14インチ
変速 1段
重量 7.8kg
折りたたみサイズ W65×H59×D27cm

「K1」は、DAHONのKシリーズをよりシンプルに、タウンユース向けに仕立てた14インチのシングルスピードモデルです。都市部の平地を走ることを想定しており、超コンパクトで軽い折りたたみ自転車に仕上がっています。

変速機を省いた構成によって、重量は7.8kgとDAHONの現行モデルの中で最も軽量です。タイヤはK3より少し太い1.5サイズを採用して乗りやすさを高め、前42T・後9Tの平地走行に適したギア比を組み合わせました。フレームはDalloy Sonus Aluminumで、Deltecによってヒンジ部分の強度と耐久性も確保しています。

坂道の多い地域では変速付きのK3のほうが走りやすく、K1は平坦な街なかでの短距離移動に向いています。適応身長は142〜193cmと幅広く、とにかく軽さとシンプルさを優先したい人におすすめのDAHONの折りたたみ自転車です。

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Boardwalk D7

Boardwalk D7の製品画像

項目 内容
モデル名 Boardwalk D7
ホイールサイズ 20インチ
変速 7段
重量 12.5kg
折りたたみサイズ W78×H65×D34cm

「Boardwalk D7」は、鮮やかなカラーリングがクロモリフレームに映える、DAHONのヨーロピアンスタイルの20インチ折りたたみ自転車です。洗練されたデザインと街乗りに適した使用感が特徴で、2020年放送のドラマ「ゆるキャン△」にも登場しました。

4130クロモリフレームにはVice GripとDeltecを採用し、変速はShimano Tourneyの7段です。シフターにはトリガーとボタンで操作するShimano SL-TX50を使い、わかりやすい操作方法と視認性の高いインジケーターで変速を扱いやすくしています。ハンドルポストは高さを調整できるタイプで、マッドガード(泥よけ)も標準装備で、濡れた路面での水の跳ね上がりを防げるのも利点です。

重量は12.5kgで軽さを売りにしたモデルではないものの、5色のカラー展開と、ヘッドチューブのバスケットやラック取り付け用台座による拡張性を備えています。普段着に合わせやすい折りたたみ自転車で、街乗りや買い物、ちょっとしたお出かけを楽しみたい人におすすめです。

Hit

Hitの製品画像

項目 内容
モデル名 Hit
ホイールサイズ 20インチ
変速 6段
重量 12.2kg
折りたたみサイズ W82×H66×D35cm

「Hit」は、DAHONのラインナップでエントリーモデルに位置づけられている20インチの折りたたみ自転車で、2026年モデルではデカールを一新しています。街乗りに十分な6段変速に加え、前後フルフェンダーとスタンドを標準装備しており、日常使いに必要な装備が最初からそろっています。

Vice GripとDeltecを採用したアルミフレームに、20×1.75のKENDA KOMMUTERタイヤを組み合わせ、重量は12.2kgです。アジャスタブルハンドルポストによってハンドル高を約10cm調整できるため、身長差のある家族で1台を共有する場合もポジションを合わせやすくなっています。

ヘッドチューブにはバスケットやラックを取り付けるための台座があり、買い物用のカゴを追加できるのも日常使い向きのポイントです。はじめて折りたたみ自転車を買う人や、通勤や買い物などの日常使いがメインの人、家族で1台を使い回したい人には、DAHONの中でもHitをおすすめします。

D-Zero

D-Zeroの製品画像

項目 内容
モデル名 D-Zero
ホイールサイズ 16インチ
変速 7段
重量 11.3kg
折りたたみサイズ W136×H63×D19cm

「D-Zero」は、DAHON創業当初の初期型モデル、通称「OLD DAHON」をベースに現代の仕様を組み合わせて復刻した16インチのミニベロ(タイヤの小さい小径自転車)です。フレームは折りたたまず、ハンドルポストだけを折りたためるセミフォールディング仕様を採用しています。

当時のフレームデザインを踏襲したクロモリフレームにシルバーパーツを合わせ、クラシックな雰囲気を再現しました。変速はShimano Tourneyの7速で、アジャスタブルハンドルポストによってハンドル高を約10cm調整でき、マッドガードも標準で備えながら重量は11.3kgに収まっています。

ハンドルポストをたたんだときのサイズはW136×H63×D19cmで、K3のように小さくまとめるのではなく、薄くして玄関や室内に置くタイプです。適応身長は142〜180cmで、DAHONの歴史を感じるレトロなデザインが好きな人や、輪行はせず保管時に幅をとらなければ十分という人におすすめします。

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まとめ

この記事では、1982年創業の折りたたみ自転車ブランドであるDAHONの歴史や特徴、DeltecやVice Gripなどの独自テクノロジーを解説し、現行の折りたたみ自転車を全モデル比較しました。DAHONは14インチのKシリーズから20インチモデル、ミニベロロード、電動アシストモデルまで、用途に合わせて選べるラインナップをそろえています。

DAHONの折りたたみ自転車を選ぶ軸は、持ち運びやすさと走りの性能、電動アシストの有無の3点です。輪行や室内保管で小ささと軽さを最優先するならK1やK3、コンパクトさと走りを両立したいならK9X、20インチで軽さと拡張性を求めるならDeftar TXが候補になります。クロモリの乗り味が好きならSpeed FalcoやBoardwalk D7、日常使いの装備がそろったモデルならHitがおすすめです。

走りを優先したミニベロロードならMako、レトロな復刻モデルならD-Zero、電動アシストなら長距離向けのFu-Comか軽さ重視のK-Forthを選ぶと良いでしょう。適応身長や折りたたみサイズはモデルごとに異なるため、日本公式サイトや正規販売店で体格と保管場所に合うかを確かめておくと安心です。DAHONの折りたたみ自転車選びの参考になれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

学生のころから自転車に親しみ、これまで複数ブランドのロードバイクやクロスバイクを実際に購入して乗り比べてきました。各モデルの機能や乗り味、選び方の違いを実購入者の目線で整理し、何を基準に選べばいいか迷う方に向けて『サイクルセレクト』を運営しています。

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